カーリースの車は買取できる?契約方式の違いとメリット・注意点を解説
カーリースは、月々定額の支払いで新車に乗れるサービスですが、契約期間が満了した車を自分のものにしたいと考える人もいるでしょう。
リースした車を買い取れるかどうかは、契約方式によって決まります。
この記事では、カーリースの契約満了後に車を買い取るための条件や具体的な方法、費用の相場、メリットや注意点について詳しく解説します。
これからカーリースを検討する方や、現在リース中の方もぜひ参考にしてください。
【こちらも読まれています】
目次
買取だけじゃない!カーリース契約満了後の4つの選択肢

カーリースの契約期間が満了すると、利用者は今後の車の使い方について選択を迫られます。
リースしていた車を買い取ることは選択肢の一つですが、それ以外にも複数の選択肢が用意されています。
具体的には「返却」「再リース(契約延長)」「新しい車への乗り換え」そして「買取」の4つが一般的です。
自身のライフプランや車の利用状況に合わせて、どの選択が最適かを見極めるために、まずはそれぞれの特徴を理解しておきましょう。
★ディープラスのカーリースは頭金なし!税金もメンテ代も月々コミコミ!
①車を返却する
契約満了後の最も一般的な選択肢が、リースしていた車をリース会社へ返却することです。
この場合、車は自分の所有物にはならず、新たな費用負担もなく契約が終了します。
ただし、契約時に定められた走行距離を超過していたり、車の内外装に基準を超える傷や汚れがあったりすると、超過料金や原状回復費用として追加の精算金が発生する可能性があります。
車を乗り換える予定がなく、今後車が不要になる場合に適した選択肢です。
②再リース(契約延長)する
現在乗っているリース車に愛着があり、今後も乗り続けたい場合には、再リース(契約延長)という選択肢があります。
同じ車で再度リース契約を結び直すことで、引き続き乗り続けることが可能です。
再リースの場合、車両の価値が下がっているため、最初の契約時よりも月々のリース料が安くなる傾向にあります。
ただし、再契約には審査が必要であり、延長期間や条件はリース会社によって異なるため、事前の確認が必要です。
③新しい車に乗り換える
常に最新のモデルや異なるタイプの車に乗りたいと考えている人には、新しい車への乗り換えがおすすめです。
現在のリース契約を終了させ、新たに別の車でリース契約を結び直します。
この方法なら、ライフスタイルの変化に合わせて車種を選び直したり、最新の安全性能や燃費性能を備えた新車に乗り続けたりすることが可能です。
これまで乗っていた車を返却し、再び頭金不要で新しいカーライフを始められる点が大きなメリットです。
④車を買い取る
契約満了時にリースしていた車を自分の所有物にするのが買取です。
長年乗って愛着が湧いた車や、カスタマイズを自由に行いたい場合に最適な選択肢といえます。
買取を行うには、契約時に設定された車両の残価や、各種手数料、税金などを支払う必要があります。
ただし、すべてのカーリース契約で買取が可能なわけではなく、契約プランや契約方式に左右されるため注意が必要です。
買取を希望する場合は、契約内容を事前にしっかり確認しておくことが重要です。
まずは契約を確認!カーリース買取の可否を決める2つの契約方式

カーリースした車を買い取れるかどうかは、契約時に結んだ契約方式に大きく依存します。
契約方式には、主に「クローズドエンド方式」と「オープンエンド方式」の2種類が存在します。
これらの方式は、契約満了時の残価の扱い方が異なり、その違いが買取の可否に直結します。
将来的に買取を視野に入れているのであれば、契約前にそれぞれの方式の特徴を正しく理解し、自身の希望に合った契約を選ぶことが不可欠です。
【こちらも読まれています】
>オープンエンドリースとは?カーリースの仕組みやクローズドエンドとの違い
原則買取ができない「クローズドエンド方式」

クローズドエンド方式は、契約満了時の車両の残価(残存価格)をリース会社が設定し、契約者には開示しない契約形態です。
この方式のメリットは、契約満了時の車の査定額が設定残価を下回った場合でも、契約者が差額を支払うリスク(残価精算)がないことです。
月々の支払額が完全に固定されるため、安心して利用できます。
その一方で、車両の所有権はリース会社にあることが前提となっており、契約者による買取は原則として認められていません。
買取の選択が可能な「オープンエンド方式」

オープンエンド方式は、契約時にリース会社と契約者が合意の上で残価を設定し、その金額を契約者に開示する契約形態です。
この方式では、契約満了時に買取の選択肢が用意されていることが一般的です。
ただし、契約満了時の車両査定額が設定残価を下回った場合、契約者はその差額を支払う「残価精算」の義務を負います。
逆に査定額が上回れば、差額が返金されることもあります。
買取を希望する人にとっては魅力的な契約方式ですが、残価精算のリスクを伴う点を理解しておく必要があります。
カーリースの車を買い取る具体的な方法

カーリースした車を買い取るためには、契約の段階で買取が可能な条件を整えておく必要があります。
後から買取を希望しても、契約内容によっては変更が難しい場合がほとんどです。
具体的には、買取を前提とした契約方式を選択するか、買取を可能にするための特別なオプションを付帯させるという2つの方法が考えられます。
ここでは、リース車の買取を実現するための具体的な方法について解説します。
「オープンエンド方式」で契約する
リース車両の買取を希望する場合、最も一般的な方法が「オープンエンド方式」で契約することです。
前述の通り、この契約方式は契約満了時の残価精算が発生するリスクがありますが、その代わりに買取という選択肢が用意されています。
将来的に車を自分のものにしたいという希望が少しでもあるなら、リース契約を結ぶ際にオープンエンド方式を選択することが買取への第一歩となります。
リース会社によっては、この方式を基本プランとして提供している場合もあります。
契約時に「買取オプション」を付ける
クローズドエンド方式は原則として買取不可ですが、リース会社によっては「買取オプション」を用意している場合があります。
このオプションを契約時に付けておくことで、クローズドエンド方式のメリットである残価精算リスクがない状態を保ちつつ、契約満了時には買取の権利を得ることが可能です。
ただし、オプション料金が月々のリース料に上乗せされるため、総支払額は高くなる傾向にあります。
すべてのリース会社がこのオプションを提供しているわけではないため、契約前の確認が必須です。
カーリース車の買取にかかる費用とは?内訳と残価精算を解説

リースした車を買い取る際には、まとまった費用が必要になります。
多くの人が「契約時に設定された残価を支払えばよい」と考えがちですが、実際にはそれ以外にも複数の費用が発生します。
買取にかかる費用の総額を事前に把握しておかなければ、予期せぬ出費に戸惑うことになりかねません。
ここでは、買取時に発生する費用の具体的な内訳や、買取価格の相場、そして特に注意が必要な残価精算について詳しく解説します。
買取時に支払う費用の内訳(残価・税金・手数料など)

リース車を買い取る際の主な費用は、契約時に設定された「残価」です。
これに加えて、リサイクル料金の未預託分や、買取後の「自動車税(種別割)」、そして「消費税」も支払う必要があります。
さらに、車両の所有者をリース会社から自分名義に変更するための「名義変更手数料」や、車庫証明の取得にかかる「車庫証明費用」なども発生します。
これらの諸費用はリース会社や手続きの方法によって金額が異なるため、事前に見積もりを取り、総額でいくら必要になるのかを正確に確認することが重要です。
カーリース車の買取価格の相場と決まり方
リース車の買取価格に、中古車市場のような明確な相場は存在しません。
買取価格の基本となるのは、あくまでリース契約時に設定された「残価」です。
この残価は、契約満了時の車両価値を予測して算出されるため、契約期間や車種、グレード、走行距離設定などによって大きく変動します。
したがって、買取価格は個々の契約内容に依存します。
ただし、リース会社によっては最終的な買取額を提示する際に、市場の動向を多少加味することもありますが、基本的には残価が支払うべき金額のベースになると考えておきましょう。
要注意!オープンエンド契約の「残価精算」とは?
オープンエンド契約で特に注意すべきなのが「残価精算」です。
これは、契約満了時に行われる車両査定で算出された査定額と、契約時に設定した残価との差額を精算する仕組みを指します。
もし査定額が設定残価を下回った場合、契約者はその差額分を追加で支払わなければなりません。
例えば、残価が50万円で査定額が40万円だった場合、10万円の支払いが発生します。
車の使用状況や市場の変動によっては、予想外の出費につながるリスクがあることを十分に理解しておく必要があります。
【こちらも読まれています】
>残価額とは?リースとローンの違いと仕組みをわかりやすく解説
カーリース車両を買い取るまでの具体的な流れ

リース車の買取を決断したら、実際に手続きを進めていくことになります。
契約満了が近づくとリース会社から今後の意向について連絡が来ますが、その後の手続きをスムーズに進めるためには、全体の流れをあらかじめ把握しておくことが大切です。
リース会社への意思表示から、見積もりの確認、費用の支払い、そして最終的な名義変更まで、順を追って解説します。
各ステップで何をするべきかを理解し、余裕を持った準備を心掛けましょう。
Step1. リース会社へ買取の意思を連絡

まず最初に行うべきことは、リース会社に対して車を買い取りたいという意思を明確に伝えることです。
通常、契約満了日の2〜4ヶ月前になると、リース会社から契約満了後の意向を確認する案内が郵送や電話で届きます。
そのタイミングで、買取を希望する旨を伝えましょう。
もし案内が来ない場合は、契約満了日を自身で確認し、余裕をもってこちらから連絡を入れる必要があります。
この最初の連絡が、買取手続きのスタートとなります。
Step2. 買取金額の見積もりを確認

買取の意思を伝えると、リース会社から買取にかかる費用の見積書が送られてきます。
この見積書には、車両の残価に加え、未経過分の自動車税やリサイクル料金、名義変更にかかる手数料など、支払うべき費用の内訳が詳細に記載されています。
提示された金額に納得できるか、また内訳に不明瞭な点がないかをしっかりと確認しましょう。
疑問点があればこの段階で必ず問い合わせ、すべての項目について理解した上で次のステップに進むことが重要です。
Step3. 代金の支払いと必要書類の準備

見積もりの内容に合意したら、次は代金の支払いと名義変更に必要な書類の準備を進めます。
支払いは、リース会社が指定する期日までに、銀行振込などの方法で一括で支払うのが一般的です。
同時に、名義変更手続きに不可欠な書類を揃える必要があります。
具体的には、個人の場合は「印鑑証明書」や「委任状」、保管場所を証明する「自動車保管場所証明書(車庫証明書)」などです。
必要書類はリース会社から案内があるため、その指示に従って不備なく準備しましょう。
Step4. 運輸支局で名義変更手続き

>費用の支払いと書類の準備が完了したら、最終ステップとして運輸支局での名義変更手続きを行います。
これにより、車の所有者名義がリース会社から自分自身へと正式に変更されます。
この手続きは、必要書類を揃えて平日に運輸支局の窓口で行う必要があります。
手続きが複雑で時間が取れない場合は、リース会社や行政書士などに代行を依頼することも可能です。
ただし、代行を依頼すると別途手数料が発生するため、費用を抑えたい場合は自分で行うことも検討しましょう。
「もらえるプラン」と「買取プラン」はどう違う?
カーリースには、契約満了時に車を買い取る選択ができる「買取プラン」の他に、最終的に追加料金なしで車が自分のものになる「もらえるプラン」が存在します。
この二つは結果的に車を所有できる点で似ていますが、仕組みや費用負担のタイミングが異なります。
「もらえるプラン」は、あらかじめ車両の残価をゼロに設定し、車両代金の全額をリース期間で分割して支払うため、月々の料金は割高になる傾向があります。
一方、買取プランは月額を抑えられる代わりに、満了時に残価の一括支払いが必要です。
まとめ
カーリースした車を買い取れるかどうかは、契約方式に大きく左右されます。
カーリース満了後の買取を希望する場合は、残価精算のリスクを伴うものの買取が選択できる「オープンエンド方式」で契約するか、「買取オプション」を付帯させることが重要です。
買取費用には残価の他に税金や手数料も含まれるため、事前に総額を確認し、メリットと注意点の両方を理解した上で慎重に判断することが求められます。
自身のライフプランや経済状況と照らし合わせ、返却や再リースといった他の選択肢とも比較検討し、最適な選択をしましょう。
この記事の監修者
ディープラス編集部
- ディープラス編集部について
- ディープラスは、カーリース専門店として豊富な実績を持ち、お客様に最適なカーリースプランを提供しています。ディープラスマガジンでは専門知識を活かし、カーリースの仕組みやお得な活用法、その他おクルマに関するお得な情報について分かりやすく解説します。
- 記事一覧はこちら








