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わナンバーとは?車のナンバープレートの意味やレンタカーとの関係を解説!

わナンバーとは?車のナンバープレートの意味やレンタカーとの関係を解説!

街で「わ」から始まるナンバープレートの車を見かけることがあります。

この「わナンバー」は、レンタカーであることを示す特別な意味を持っています。

ナンバープレートに記載されているひらがなには、その車の用途を区別する重要な役割があります。

本記事では、「わナンバー」がなぜレンタカーに使われるのか、そして「わ」以外のひらがなが持つそれぞれの意味について、ナンバープレートの仕組みを解説します。

「わナンバー」とは?ひと目でわかる基本的な意味

「わナンバー」とは、不特定多数の人に有償で貸し出される「貸渡自動車」、つまりレンタカー事業に用いられる車両に付けられるナンバープレートのことです。


ナンバープレートは、上段に地名と分類番号、下段にひらがなと一連指定番号が記載されており、このひらがな部分が「わ」になっているものが該当します。


この表示は道路運送法という法律によって定められており、見ただけでその車両がレンタカーであると識別できるようになっています。

自家用車や事業用車など、ほかの用途の車両と明確に区別するための重要な役割を担っており、その車がレンタル目的で正規に登録された車両であることの証明となります。

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レンタカーに「わナンバー」が使われる理由

レンタカーに「わナンバー」が使用されるのには、法律に基づいた明確な理由が存在します。

道路運送法で定められた「貸渡自動車」のしるし

レンタカーに「わナンバー」が付けられるのは、道路運送法第80条第1項で「自家用自動車有償貸渡業」として規定されているためです。

この法律では、レンタカー事業を行う車両を「貸渡自動車」として登録し、その識別記号として「わ」のひらがなを使用することが定められています。

これにより、自家用車や他の事業用車両と明確に区別され、車両の管理が容易になります。

例えば、事故やトラブルが発生した際に、警察や関係機関が車両の所有者や使用者を迅速に特定するのに役立ちます。

また、車両の定期的なメンテナンスが義務付けられているレンタカーの安全性を担保し、利用者の安心を確保するという目的も含まれています。

北海道や沖縄では「れナンバー」もレンタカーに使われる

北海道や沖縄県などの観光地では、「わナンバー」だけでなく「れナンバー」のレンタカーも多く見られます。

これは、これらの地域でレンタカーの需要が非常に高く、「わ」で始まるナンバープレートの組み合わせをすべて使い切ってしまうために取られている措置です。

ナンバープレートの一連指定番号は「・・・1」から「99-99」までありますが、人気の地域ではこの番号が枯渇する場合も少なくありません。

その際、新たな分類番号を設定する前に、レンタカー用として割り当てられているもう一つのひらがな「れ」が使用されます。

特に旅行者が集中する時期には「れナンバー」の車両も数多く稼働しており、レンタカーの供給を支える重要な役割を果たしています。

自家用車に「わナンバー」を希望して付けることは可能か

個人が所有する自家用車に、希望して「わナンバー」を付けることはできません。

「わ」および「れ」は、道路運送法に基づき「貸渡自動車」専用に割り当てられたひらがなであるためです。

ナンバープレートの登録時には、車両の用途に応じて使用されるひらがなが自動的に決まります。

近年人気の希望ナンバー制度は、プレート下部の4桁の数字(一連指定番号)を自由に選べる制度であり、地名や分類番号、ひらがなは選択の対象外です。

したがって、個人的な好みで「わナンバー」を取得することは不可能です。

もし個人所有の車をレンタカー事業に用いるために正式な手続きを経て登録すれば「わナンバー」が交付されますが、それはあくまで事業用としての扱いに変わります。

「わ」以外のひらがなは何を意味する?ナンバープレートの分類

ナンバープレートのひらがなは、「わ」以外にも様々な種類があり、それぞれが車の用途を示しています。

自家用車と事業用車で使われるひらがなの違い

ナンバープレートのひらがなは、自家用車と事業用車で明確に区別されています。

自家用登録の普通自動車には「さ、す、せ、そ、た、ち、つ、て、と、な、に、ぬ、ね、の、は、ひ、ふ、ほ、ま、み、む、め、も、や、ゆ、ら、り、る、ろ」が割り当てられます。

一方、タクシーやトラックなどの事業用車両(緑ナンバー)には「あ、い、う、え、か、き、く、け、こ、を」が使われます。

軽自動車の場合は分類が異なり、自家用(黄色ナンバー)は「あ、い、う、え」から始まり「り、れ、を」を除く多くのひらがなが用いられ、事業用(黒ナンバー)には「り、れ」が指定されています。

このほか、駐留軍人軍属私有車両等には、アルファベットや「よ」が使用されるなど、ひらがなによって車両の所属や用途が細かく分類されています。

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使用されないひらがな「お・し・へ・ん」とその理由

すべてのひらがながナンバープレートに使われているわけではなく、「お」「し」「へ」「ん」の4文字は使用されていません。
これらには、それぞれ明確な理由があります。

「お」は、形が似ている「あ」や「す」「む」と見間違えやすいこと、また発音が同じ「を」が事業用車両で使われているため、混同を避ける目的で除外されています。

「し」は「死」を連想させ縁起が悪いという理由です。

「へ」は「屁」を想起させたり、排気ガスをイメージさせたりすることから、好ましくないと判断されています。

そして「ん」は、単体での発音が難しく、聞き間違いやすいために使われていません。

このように、視認性や語呂、縁起といった観点から、一部のひらがなは意図的に避けられています。

まとめ

「わ」ナンバーは、道路運送法に基づき「貸渡自動車」として登録されたレンタカーを示すためのひらがなです。

観光客の多い北海道や沖縄では、ナンバープレートの組み合わせが不足することから、例外的に「れ」が使用されるケースもあります。

これらのひらがなは車両の用途を区別するために割り当てられているため、個人が自家用車に希望して登録することはできません。

ナンバープレートのひらがなは、「わ」「れ」以外にも自家用車や事業用車などで細かく分類されており、それぞれに異なる文字が割り当てられています。

一方で、「お・し・へ・ん」のように、視認性や語呂などの理由から使用されない特定のひらがなも存在します。
こうしたルールを知ることで、ナンバープレートからその車の背景を読み解くことが可能です。

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ディープラス編集部
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