大学生にカーリースがおすすめな理由5つ＆注意点もあわせて解説！

大学生が車を調達するには、カーリースがおすすめであるという噂を耳にしたことがある方も多いでしょう。

なぜ大学生にはカーリースがおすすめであるという説があるのでしょうか。

この記事では、大学生とカーリースとの関係について解説します。

大学生が車を利用する際の選択肢

大学生であっても、学業の合間に外出や旅行・宿泊をしたり、場合によってはアルバイトや就職活動などで遠出をする機会もあるかと思います。

もちろん公共交通機関を使うという手段もありますが、やはり運転免許を取得して車があれば、こうした外出の際にも便利に活用できます。

まずは、大学生が車を利用する際の選択肢にはどのようなものがあるかについて解説します。

車を購入する（中古車・新車）

車を調達するという点において、もっともイメージしやすい選択肢が「車を購入する」という手段でしょう。

1度車を購入してしまえば、内装や設備をある程度自分好みにカスタムして、まるで自分の「第二の部屋」のように車を利用することができます。

その車を遠出の際に利用してもよいですし、近所で買い物などをするときにも活用できて便利です。

車を購入するうえでは新車か中古車かの選択肢があり、新車はまっさらの状態で購入できるため、気持ちの面でも、また資産価値としても高いものとなります。

その半面、購入費用はどうしても高額となり、大学生が学業の間に行うアルバイトなどの収入ではなかなか購入することが難しいかもしれません。

一方で中古車は費用は新車と比較して安く済ませることができますが、ユーズドであることから新車と比べて劣化が進んでいることもあります。

また、気持ちのうえでどうしても「中古の車を購入したくない」と考える方も少なくはありません。

レンタカーを利用する

車を購入して所有するのではなく、必要に応じて「利用する」という方法においては、「レンタカー」もよく知られた手段です。

レンタカーは一般的に、1日単位や数時間単位など、必要な場面に限って契約し、車を借りて利用するという方法です。

自前の駐車場などを用意する必要がなく、レンタカーの契約手続きさえ済ませてしまえば、基本的には自由に乗ることができます。

利用が終われば返却するという手軽さがあるため、そこまで日常的且つ頻繁に車を使うわけではない学生の場合には、レンタカーはよい選択肢となるでしょう。

一方、どれだけ自由に使えるといっても、やはりレンタカーは車を「借りて」利用するものなので、車をカスタマイズしたり内装を変えたりすることはできません。

また、利用する際に都度申し込みが必要であることから、毎日利用するなどの場合には却って手間がかかってしまうケースもあります。

車のサブスク（カーリース）を利用する

近年、CMやWEBサイト、SNSなどでも話題にのぼる用語として、「車のサブスク」というものがあります。

この「車のサブスク」というのは、つまるところカーリースの一つの形態であるといえます。

カーリースという契約形態そのものは新しいサービスというわけではありませんが、近年では動画配信や音楽配信などでサブスクリプションサービスが台頭してきたこともあり、馴染み深い用語として「サブスク」が使われていると考えてよいでしょう。

車のサブスク（カーリース）は、車を購入するわけではなく、リース会社から車を借りて利用するという点でレンタカーと似ていますが、レンタカーよりも長期での契約を前提としているなど、各所に違いがあります。

カーリースとサブスクの違いについてはこちら

カーリースは大学生におすすめ？その理由は？

ここまでは、大学生が車を利用するうえでの選択肢について解説してきました。

ここからは、なぜ大学生にカーリースがおすすめなのか、カーリースという契約の特徴から、その理由を解説します。

頭金なしで車を利用できる

中古車にしろ新車にしろ、車を利用するうえで購入するという選択肢を選んだ場合、やはり最大のネックは費用であるといってよいでしょう。

ローンなどが利用できる場合にはある程度月々の支払いとして分散することで、車両本体の価格を分割払いすることができますが、このような場合にも「頭金」として、購入する段階でまとまった資金が必要となります。

収入の手段や金額に限りがある大学生にとっては、頭金でまとまった金額を支払うのは大きな負担となります。

カーリースの場合には、頭金といった考え方ではなく、月額での利用料金で車を利用することができるため、まとまった資金を用意しにくい大学生にはおすすめの選択肢となるのです。

手続き・税金など煩雑な手続きをしなくても使える

車を購入したことがあり、それなりに役所での各種手続きを経験している社会人でさえ、車の購入にかかわる手続きや税金の手続きというのは煩雑なものです。

まして、そういった社会・役所での手続きなどに不慣れな大学生には、複雑で時間のかかるわかりにくい手続きと感じる可能性は高いといえます。

この点について、カーリースは各種手続きや税金の手続きに関して、基本的にカーリース会社が行うため、契約して利用する大学生にとっては非常に簡単な手続きだけで車を利用することができます。

この点は、カーリースを大学生におすすめできる理由の一つとして考えてよいでしょう。

定額で使える

車を利用していて費用がかかると感じるのは、日々のガソリン代などももちろんですが、メンテナンス・車検などのタイミングでまとまった出費が必要となることも大きいでしょう。

カーローンなどを利用して月々車両本体の価格を支払いながら利用している方にとっては、ローンの支払いに加えてこれらのまとまった費用を用意する必要があるというのは、場合によっては大きな負担となります。

特に、まとまった収入を得にくい立場にある大学生には、より一層その傾向が強いといえます。

カーリースの場合には、基本的に月々一定の利用料金を支払うだけで車を利用することができるため、こうした「突然まとまったお金が必要となる」というシーンは少ないといえます。

この点も、大学生にカーリースが向いていると言われる理由の一つといえます。

卒業までの期間限定で使える

レンタカーは1日や数時間単位での利用が主なものであり、車を購入する場合にはその車が利用するまで永続的に利用することができます。

カーリースの契約形態はちょうどその中間で、一月単位から契約が可能です。

たとえば、大学が実家から離れた場所にあり、大学在学中のみ車を使いたいというような場合や、就職で別の都道府県に移動するかもしれないものの、大学在学中だけは車を利用したいという場合には、レンタカーや購入した車の所有は扱いづらい可能性があります。

この点、カーリースは卒業までの期間をカバーする契約期間とすることで、大学生にとって使い勝手のよいサービスとなり得るでしょう。

大学生のカーリースには中古車がおすすめ？

車を購入する選択肢として新車・中古車があるように、カーリースにも新車・中古車の区分があります。

大学生には中古車のカーリースがよいという話を耳にした方もいるでしょう。

まずは、新車・中古車それぞれのカーリースの特徴について解説します。

新車のカーリースの特徴

まずは、新車のカーリースについてです。新車の魅力は、中古と違いきれいな状態で利用できるという点もありますが、なにより「最新の車である」ということです。

最新車種のリース車は、装備や安全設備なども最新のものを搭載しているため、安全性が高く快適な車を利用することができます。

また、車種のバリエーションが広いことや、新車の状態であれば保証が長期であることなども、新車のカーリースの特徴でありメリットでもあるといえるでしょう。

ただし、やはり新車ということもあり月々の費用は中古車よりも高いことが普通であり、またカーリースで新車を選ぶ場合、新車を購入する場合と同様に納車まで2～3ヶ月という長い期間を必要とすることには注意が必要です。

中古車のカーリースの特徴

中古車のカーリースについては、先に解説した新車の場合とは反対に、まず月々の費用を安く抑えられるという点がメリットであるといえます。

リース料金は自動車税・自賠責保険料のほかに、車体価格を加えてリース年数で割って決定されます。

つまり、車両本体の価格が安ければ、月々のリース料金も安く抑えられるのです。

また、新車の場合と異なり納車までのスピードが早い場合が多く、すぐに車を使いたいという需要の場合には中古車のほうが便利であるケースが多くあります。

くわえて、新車のリースと比較して、中古車のリースは契約期間を短く設定することができるために、自分の需要にぴったりと合った使い方をしやすいこともメリットといえるでしょう。

一方で、中古車は新車と違い、注文を受けてから製造を行うというものではなく、リース会社の保有している車両の中からしか契約車両を選ぶことができません。

そのため、好みの車種が選べない可能性があることには注意が必要です。

大学生がカーリースを利用するときの注意点は？

ここまで、大学生がカーリースを利用することによるメリットとカーリースの種類について解説してきました。

では、大学生がカーリースを利用するうえでの注意点にはどのようなものがあるのでしょうか。

年齢についての注意点

まず、大学生がカーリースを利用するうえで注意が必要なのは「年齢」です。

一般的に、最短で大学生となった場合には18歳ごろという年齢になりますが、カーリースでは基本的に対象年齢を20歳以上としているケースが多いです。

そのため「大学生になった」というだけではカーリースの契約が認められないケースがあります。

なお、カーリース会社によっては20歳に達していなくても契約できるケースもありますので、利用前に対象年齢を確認する必要があることに注意が必要です。

連帯保証人についての注意点

カーリースの利用にあたっては、基本的に「審査」を受ける必要があります。

審査とは、カーリース期間中に間違いなくカーリース料金を支払う能力がある人物であるかどうかという点が審査の対象となります。

安定した収入のない大学生の場合、契約そのものが断られるケースは多くありませんが、代わりに安定した収入のある方を「連帯保証人」として用意するよう求められるケースがあります。

連帯保証人は通常の保証人と異なり、利用料金を契約者本人と連帯保証人のどちらにも請求することができるという特殊な保証人です。

こうした違いを知っておくことや、連帯保証人となってくれるようご家族などに打診する必要があるケースもあることを把握しておくとよいでしょう。

カーリースの審査と審査条件についてはこちら

収入についての注意点

審査においてチェックされるもうひとつのポイントは、「収入」についてです。

カーリースにおける審査は、リース料金を支払ってくれる契約者かということが審査のポイントになります。

契約者の収入が少ない場合や、収入に見合わない高額な車を申し込んだ場合には、連帯保証人を立てても契約を断られてしまうケースもあります。

収入が審査のポイントのひとつであることを理解しておく必要があります。

契約期間についての注意点

次に、契約期間についての注意点です。学生の中には、就職を機に、大学のあるエリアから別の都道府県などへ転居するという方も珍しくないでしょう。

場合によってはこのようなとき、車を輸送することが困難であったり手間であったりする場合があります。

就職によって離れた都道府県に引っ越しをしなければならないのに、カーリースの契約だけが残ってしまったという場合が注意です。

カーリースは原則的に途中解約ができないので、計画的に契約期間を定める必要があります。

契約終了についての注意点

カーリースでは、契約期間を満了すると契約が終了となります。

しかしそれ以外にも契約が終了となってしまうケースがあります。

たとえば、車の全損となるような事故を起こした場合です。

カーリースでは、全損事故を起こした場合、残りの契約期間があったとしても強制的に契約終了となり、違約金を含めた残価の精算をしなければならないというのが一般的です。

大学生になると外出時に遠出をして慣れない道を走ったりするケースもあるでしょうが、こうした事故には常に注意を払っておく必要があります。

まとめ

この記事では、大学生が車を調達する手段とカーリースについてと、カーリースがなぜ大学生に向いていると言われているのかについて解説しました。

面倒な手続きなどがなく、手軽に車を利用することができ、契約期間中比較的自由に車を活用できるカーリースの特徴は、確かに大学生向きであるといえます。

ただし、大学生は審査の場面で、収入や連帯保証人に関して注意が必要であるほか、契約期間や契約終了について計画的に契約をしなければならない点にも、注意が必要であるといえるでしょう。