カーリースと現金払いどちらがいい?メリットとデメリットを徹底解説!

カーリースと現金払いのどちらを選ぶか迷っている方に向けて、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。
カーリースは初期費用を抑えつつ月額定額で車に乗れる便利な方法ですが、契約期間や走行距離に制限がある点には注意が必要です。
現金払いは所有権をすぐに得られる安心感がある反面、まとまった資金が必要になります。
本記事では、それぞれの特徴を比較し、向いている人と向いていない人のタイプ、判断基準を詳しく紹介します。
どちらを選ぶか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
カーリース・現金一括払いはどちらがいい?
カーリース・現金一括払いはどちらがいいのでしょうか。
この章では、カーリースと現金一括払いのそれぞれの良い点と悪い点を紹介します。
カーリースのメリット
カーリースを選択するメリットは以下の4つです。
- 初期費用が少額で済む
- 安定した額の固定費で管理しやすい
- 維持管理にかかる手続きが楽になる
- 貯金がなくても新車に乗れる
では、一つずつ解説します。
初期費用が少額で済む
一つ目に紹介するメリットは「初期費用が少額で済む」点です。
カーリースは車にかかる費用をすべて含めた金額を、契約期間で割って月々一定額を支払う仕組みです。
現金一括払いの場合は契約日に数十万円〜数百万円が必要で、ローンを組む場合も頭金が必要になるケースがほとんどで、登録費用や自動車税、自賠責保険などの諸費用も初期費用として発生します。
カーリースならこれらの費用を含めた総額を均等に支払うため、一度にまとまった出費がなく、経済的な負担を軽減できます。
初期費用の心配が少なくなることで、安心して車を利用できるのが大きな魅力です。
安定した額の固定費で管理しやすい
二つ目のメリットは「安定した額の固定費で管理しやすい」点です。
車のローンと同じようにカーリースも月々の支払額が一定のため、毎月の負担がわかりやすいのが特徴です。
一方で、消耗品の購入費は月によって安かったり高額になったりと差があり、予算管理が難しくなる原因になります。
費用が不安定だと支出の見通しが立てにくく、収入とのバランスを考えるうえで大きな不安要素になります。
カーリースはあらかじめ決められた金額を満期まで支払うため、家計管理がしやすく精神的な安心感にもつながります。
このように、固定費として計画を立てやすい点は大きな魅力といえるでしょう。
維持管理にかかる手続きが楽になる
三つ目のメリットは「維持管理にかかる手続きが楽になる」点です。
車検や税金の支払いなどの手続きを店舗が代わりに行ってくれるため、利用者の負担が大幅に減ります。
車を購入した場合は、これらの手続きや支払いをすべて自身で管理しなければならず、忙しい方にとっては大きな負担です。
特に、日中に時間を取りづらい方や夜勤が中心の方にとって、これらの手続きは時間の確保が難しく感じるでしょう。
カーリースなら面倒な管理や支払いを担当者が代行してくれるため、安心して車に乗り続けられる点が魅力です。
このように、手続きの簡略化は忙しい現代人にとって大きな魅力といえるでしょう。
貯金がなくても新車に乗れる
最後のメリットは「貯金がなくても新車に乗れる」点です。
カーリースでは契約時にまとまった初期費用が不要で、最初の支払い以降は月額料金のみがかかります。
車を購入する場合は、諸費用やローンの頭金などが必要で、数十万円を一度に用意しなければならないため、ある程度の貯金がないと新車購入は難しいのが現実です。
カーリースなら月々の支払いのみで新車に乗れるため、初期費用の負担が大幅に軽減されます。
ディープラスでは「メンテナンス・車検・自動車税・自賠責保証・フロアマット」がすべて含まれ、月額5,000円から利用できます。
詳しく知りたい方は、ぜひお問い合わせください。
カーリースのデメリット
カーリースにはたくさんのメリットがあることをお伝えしましたが、もちろんデメリットも存在します。
主なデメリットは以下の6つです。
- 利用には審査がある
- 車を返却しなければならない
- 原状回復をしなければならない
- 中途解約をすると違約金が発生する
- 車のカスタマイズができない
- 走行距離が決められている
では、一つずつ解説します。
利用には審査がある
一つ目のデメリットは「利用には審査がある」点です。
どれだけ利用を希望していても、審査に通らなければカーリースを利用できません。
基本的にカーリースは中長期の契約を前提としており、安定して月々の支払いが可能かどうかを重視しているため、契約者が長期間にわたって支払いを継続できるかを慎重に見極める必要があります。
審査の内容や基準は運営会社によって異なるため、A社やB社で落ちてもC社で通る場合もありますが、支払いの延滞歴がある方や収入のない専業主婦(主夫)の方は、審査通過が厳しいのが現状です。
ただし、収入がない方でも保証人を立てれば審査に通る可能性は高くなります。
車を返却しなければならない
二つ目に紹介するのは「車を返却しなければならない」というデメリットです。
カーリースは車をレンタルしている状態ですので、必ず契約が満了すれば返却しなければなりません。
ただし、買取りプランに契約した場合は、契約期間終了後に買い取れます。
原状回復をしなければならない
三つ目に紹介するのは「原状回復をしなければならない」というデメリットです。
賃貸と同じように、借りたものを返す際は元の状態に戻すことが規定としてあります。
車を使用していると、どうしても汚れや傷がつくため、原状回復費用として修理や清掃代を返却時に支払わなければなりません。
中途解約をすると違約金が発生する
四つ目のデメリットは「中途解約をすると違約金が発生する」点です。
カーリースは原則として中途解約ができない決まりがあり、契約期間中の解約には高額な違約金が請求されます。
車両購入費用や諸費用をリース期間で分割して月々の支払いを設定しているため、途中で解約が続くと店舗側は大きな赤字を抱えるリスクがあります。
そのため、どの会社でも理由を問わず中途解約には違約金を請求すると決められているのです。
車のカスタマイズができない
五つ目のデメリットは「車のカスタマイズができない」点です。
そもそもカーリースの車は自分の所有物ではなく、契約満了後には原状回復して返却する必要があります。
特に社外品の多用や車高を下げる改造は車体に負担をかけ、価値を下げる恐れがあります。
これらの改造は原状回復が難しく、車両の資産価値を保つためにもカスタマイズは禁止されています。
走行距離が決められている
最後のデメリットは「走行距離が決められている」点です。
ただし、これはすべての店舗や運営会社に当てはまるわけではなく、会社やプランによって制限が設けられている場合があります。
走行距離を制限する理由は、車の価値をできる限り下げないためです。
もし上限を超えた場合は、中途解約扱いとなるか、超過分の料金を支払う必要があります。
対応方法は会社によって異なるため、事前にしっかり確認しておきましょう。
現金一括払いのメリット
現金一括払いで車を購入するメリットは以下の4つです。
- 総支払額がリースよりも少額で済む
- 車が自分所有のものになる
- 自分好みにカスタマイズができる
- 月々の支払いに関するストレスがない
では、一つずつ解説します。
総支払額がリースよりも少額で済む
一つ目に紹介するのは「総支払額がリースよりも少額で済む」というメリットです。
カーリースは、車体価格や税金などの諸費用に加えて、原状回復費用も支払う必要があるためです。
現金一括払いならご自身の車に所有権が移るため、返却する必要もなければ原状回復費用もいりません。
よって、総支払額は現金一括払いで購入するほうが安くすみます。
車の所有者が自分になる
二つ目に紹介するのは「車が自分所有のものになる」というメリットです。
理由は、カーリースとは異なり自分のタイミングで修理や売却ができるためです。
さらにいえば、ご自身が修理するほどではないと感じれば修理しない選択もできます。
自分好みにカスタマイズができる
三つ目に紹介するのは「自分好みにカスタマイズができる」というメリットです。
借り物の車ではないため、自分好みの音のマフラー、自分好みの色のヘッドライト、自分好みの足回りの固さに変更するなど自由にカスタマイズできます。
月々の支払いに関するストレスがない
最後に紹介するのは「月々の支払いに関するストレスがない」というメリットです。
ローン支払いも同様ですが、リースも月々の支払いが固定費として発生します。
対して、現金一括払いは購入日に最初に全額支払っているため、月々支払わなければならないというストレスはありません。
現金一括払いのデメリット
現金一括払いには大きなメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。
内容は以下の4つです。
- 値引きが難しくなる 一つ目のデメリットは「値引きが難しくなる」点です。 ローン支払いに比べて一括払いはディーラーの収益が少なくなるため、値下げ交渉に応じにくい傾向があります。 ディーラーは車両本体価格だけでなく、ローンの手数料からも利益を得ているため、一括払いでは収益が減少します。 そのため、支払額を抑えたい方は粘り強い交渉が必要になります。 ただし、以下の方法を活用すれば、強い交渉をしなくても値引きが期待できる場合があります。
- 貯蓄がなくなる可能性がある
- 予算内に収まる車しか選べない
- オプション・メンテナンス代が有償
では、一つずつ解説します。
値引きが難しくなる
一つ目のデメリットは「値引きが難しくなる」点です。
ローン支払いに比べて一括払いはディーラーの収益が少なくなるため、値下げ交渉に応じにくい傾向があります。
ディーラーは車両本体価格だけでなくローンの手数料からも利益を得ているため、一括払いでは収益が減少するため、支払額を抑えたい方はある程度の交渉が必要になるでしょう。
貯蓄がなくなる可能性がある
二つ目のデメリットは「貯蓄がなくなる可能性がある」点です。
貯蓄がなくなると、急にまとまったお金が必要になったときに対応できないリスクが高まります。
たとえば、お子さんの入学費用や受験費用、冠婚葬祭、引越しなど急な出費が考えられます。
一括購入しても多額の貯金が残る余裕があれば問題ありませんが、そうでない場合は購入後の生活も含めて慎重に検討する必要があります。
予算内に収まる車しか選べない
三つ目のデメリットは「予算内に収まる車しか選べない」点です。
現金一括払いでは現在の所持金に合わせて車を選ぶ必要があるため、グレードアップやオプションの選択肢が狭まり、満足度が下がる恐れがあります。
車は高額な買い物なので、納得できない選択をすると後悔につながると感じる方も多いでしょう。
理想の車を手に入れるには、希望する車種やグレード、オプションをすべて含めた金額分の貯金が必要です。
ただし、高級車を選ぶ場合は貯金額が大きくなり、収入によっては何年もかかる可能性があり、そこまで時間をかけるなら、ローンを組むかカーリースを利用するほうが現実的といえるでしょう。
オプション・メンテナンス代が有償
最後のデメリットは「オプション・メンテナンス代が有償になる」点です。
現金払いの場合、オプションやメンテナンス代を含めた金額で提示されるケースが多くあります。
一方、カーローンでは契約を決めてもらうための戦略として、オプションやメンテナンス費用を無償でつけるのが一般的です。
現金払いの方は年収が高く資金に余裕があると見なされるため、カーローンであれば無償となる部分も有償になりやすい傾向があります。
カーリースと現金一括払いそれぞれが向いている人
メリットとデメリットの観点から、カーリースと現金一括払いそれぞれが向いている方の特徴をまとめました。
カーリースが向いている人 | 現金一括払いが向いている人 |
---|---|
・初期費用を抑えたい方 ・忙しく手続きを任せたい方 ・車の返却に抵抗がない方 ・カスタムの趣味がない方 ・貯金が少ない方 ・一度に大きな出費をしたくない方 | ・総支払額を抑えたい方 ・まとまったお金がある方 ・カスタムの趣味がある方 ・自身の車が欲しい方 ・固定費を抑えたい方 |
カーリースか現金一括払いで迷ったときの判断基準
もし、カーリースか現金一括払いで迷って決めきれない場合は、以下を基準に考えてみましょう。
- 手元にある資金
- 乗り換えする期間
- 車をカスタマイズする趣味の有無
- 想定している走行距離
では、それぞれ解説します。
手元にある資金
現在、まとまった資金があり車の購入をしても余裕がある方は、現金払いを前向きに考えても良いでしょう。
反対に、現金払いをした結果、万が一のための備えが厳しい場合はカーリースをおすすめします。
乗り換えする期間
乗り換えるスパンが短い場合は、中古車を現金払いで購入するほうが良いでしょう。
カーリースは長期の契約でなければ割高になります。
車をカスタマイズする趣味の有無
車をカスタマイズするのが趣味の方、もしくはカスタマイズされた車が好みの方は現金払いをおすすめします。
反対に、カスタマイズにこだわりがない方はカーリースでもおすすめです。
想定している走行距離
走行距離が長くなる可能性がある方は、現金払いがおすすめです。
カーリースは走行距離が事前に決められている傾向にあり、超過分を支払うか中途解約することになります。
他の支払い方法との比較
車を利用するにあたって以下の方法もあります。
- マイカーローン
- ディーラーのローン
- 残クレ(残価クレジット)
人によってはこれらの方法を検討したほうが良い場合もありますので、参考にしてください。
マイカーローン
マイカーローンは、金融機関が提供している車購入専用のローンです。
ディーラーに比べて金利が安い傾向にあり、月々の支払いや総支払い額を抑えやすいのがメリットです。
所有権は金融機関になりますが、カスタマイズは走行距離、修理は自由です。
ただし、ローンを完済するまで自己判断で売却はできません。
ディーラーのローン
ディーラーのローンは、メーカーがローン会社と提携し提供しているローンです。
金融機関と比べて金利は高く、走行距離はあらかじめ決められています。
修理は自由にできますが、カスタマイズはメーカーによっては不可としている場合もあるため、確認が必要です。
残クレ(残価クレジット)
残クレは残価クレジットの略称で、メーカーが提供しているものです。
金利はディーラーローンとほとんど変わりません。
車の所有権はローン会社であり、自己判断で譲渡や売却はできません。
契約が終了すると支払いを継続して車に乗り続けるか、ディーラーに返却し新しく乗り換えるかを選択できます。
車のカスタマイズは基本的にできず、走行距離はあらかじめ決められています。
まとめ
カーリースか現金払いで悩んでいる方は、現在のご自身の環境や収入、資金状況を確認してみましょう。
また、車が好きでカスタムしたいかどうかも考えると、自ずと決断できるのではないでしょうか。
ローンや残クレの方法も使用することもできるため、さまざまな視点で考え、広い視野で検討してみることもおすすめします。
この記事の監修者

ディープラス編集部
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