車のリースのデメリットはある?メリットやおすすめな方法も紹介!
車のリースのデメリットはある?メリットやおすすめな方法も紹介!
車のリースは初期費用がかからないことや好きなタイミングで利用できるなどのさまざまなメリットから、人気を集めています。
なかでも、中古車リースは新車リースよりも支払金額が安く済むなどのメリットがあり、大変人気です。
しかし、中古車リースにはメリットだけでなく、デメリットも存在します。
そこで本記事では、中古車リースのデメリット、メリット、向いている方などを解説します。
中古車リースを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
中古車リースとは
ここでは、中古車リースの仕組みや料金の内訳、新車リースや中古車購入との違いについて解説します。
リースの仕組み
カーリースとは、カーリース会社が所有する車を月額料金を支払って利用するサブスクリプションサービスです。
カーリースには、契約終了時に車をもらえる残価設定なしのプランもありますが、一般的には残価設定ありで契約終了時に車を返却するプランで利用する方が多い傾向にあります。
たとえば、車の金額が300万円であり、契約終了時の残価が90万円だった場合、月額料金は300万円-90万円=210万円を契約月数で割った金額となります。
カーリースは、自分で選んだ車を契約期間を決めて利用できるのが魅力です。
リース料金の内訳
プランによって異なることもありますが、基本的にリース料金には5つの料金が含まれています。
1つ目の内訳
1つ目は、車両本体価格です。
車両本体価格とは、その車の購入にかかる費用で、車種やグレード、オプションの有無などによって金額が変わります。
残価設定ありの契約では、この車両本体価格から契約時に設定した残価を差し引いているため、月額料金を抑えることが可能です。
2つ目の内訳
2つ目は、車に関わる税金です。
車を所持していると、通常自動車税や環境性能割、自動車重量税などの税金がかかりますが、リースの場合は月額料金に車に関わる税金が含まれています。
3つ目の内訳
3つ目は、自賠責保険料です。
自賠責保険料とは、車の使用者が必ず加入しなければならない保険のため、通常自賠責保険料は車検費用と一緒に支払うことがほとんどですが、車のリースは自賠責保険料も月額料金に含まれています。
4つ目の内訳
4つ目は、手数料です。
車を所有する際は、初期費用として登録手数料がかかりますが、車のリースは登録手数料も月額料金に含まれており、まとまった初期費用を用意するのが困難な方でも気軽に車に乗れます。
5つ目の内訳
5つ目は、メンテナンス費用です。
すべてのプランでメンテナンス費用が含まれるわけではありませんが、プランによってはメンテナンス費用も含まれています。
メンテナンス費用とは、主に車検費用です。
車検は新車の場合、初回が3年後、それ以降は2年ごとにあり、中古車の場合は2年ごとに受けなければならず、その都度車検費用がかかります。
したがって、リース契約者が負担する費用は、基本的にガソリン代のみとなるでしょう。
新車リースや中古車購入との違い
中古車リース | 新車リース | 中古車購入 | |
取り扱い車種 | リース会社の在庫 | 国産全車種、メーカー限定などリース会社によって異なる | 中古車販売店の在庫 |
車両本体価格 | 残価を差し引いた金額を支払う(契約形態により異なる) | 残価を差し引いた金額を支払う(契約形態により異なる) | 全額支払う |
サービス提供社数 | 少ない | 多い | 多い |
走行距離制限 | あり | あり | なし |
故障のリスク | 新車リースよりも高い | 低い | 新車リースより高い |
中途解約 | 不可 | 不可 | - |
カスタマイズ | 不可 | 不可 | 可 |
残価精算の有無 | 契約形態により異なる | 契約形態により異なる | なし |
自分の資産になるか | プランやオプションにより異なる | プランやオプションにより異なる | なる |
中古車リースのメリット
中古車リースは、カーリースとしてのメリットに加えて、中古車ならではのメリットも含まれます。
両社のメリットを兼ね備えることが、中古車リースを利用するきっかけとなるでしょう。
中古車リースのメリットは、以下のとおりです。
- お手軽価格で利用できる
- 毎月の支払額が決まっている
- 納車が早い
- 税金や諸費用の支払いがない
それぞれのメリットについて解説します。
お手軽価格で利用できる
カーリースは中古車購入時のようにまとまったお金が必要ありません。
中古車購入であれば、車両本体はもちろん、車に関わる税金や自賠責保険料、車両登録料など初期費用が必要です。
現金一括ではなく、ローンで購入した場合でも、初期費用は借入に含めることができず、車が手元に来る前に支払わなければなりません。
しかし、カーリースの場合は、税金や自賠責保険料などはリース料金にすべて組み込まれているため、初期費用が不要です。
また、新車リースよりも車両本体価格が安い傾向になるため、支払総額が安く、その分月額料金も安くなります。
高額な車種にしたり、グレードの高いものを選んだり、ほかの買いものにあてたりと、支払いが減る分の資金を有効活用することが可能です。
毎月の支払額が決まっている
毎月のリース料金は一定です。
通常、車を所有している場合は、車検や法定点検、税金の支払いなどで維持費が増える時期があり、出費で家計が苦しくなる経験をした方もいるでしょう。
しかし、カーリースの場合は、車検や税金などの支払いがリース料金に含まれているため、契約時に決めた月々の料金さえ支払っていれば、追加の費用はかかりません。
月々の出費が一定であるため、家計管理がしやすくなるでしょう。
納車が早い
新車リースは車種やグレード、オプションなど利用者の要望に沿って車を発注するため、納期は1~2カ月程度かかります。
しかし、中古車リースはリース会社に在庫がある車の中から選ぶため、登録手続きや点検、名義変更などの手続きが終わればすぐに納車が可能です。
そのため、納期は2~3週間程度しかかからず、早く車が必要な方にとっては、大きなメリットとなるでしょう。
税金や諸費用の支払いがない
カーリースは、税金や諸費用の支払いは必要ありません。
そのような支払いは、車の所有者であるリース会社が負担します。
利用者は毎月のリース料金の支払いのみとなるため、車の初期費用だけでなく、維持費も抑えたいという方には、中古車リースがおすすめです。
中古車リースのデメリット
中古車リースにはたくさんのメリットがありますが、メリットだけではありません。
中古車のデメリットも把握したうえで、検討する必要があります。
中古車リースのデメリットは、以下のとおりです。
- 選べる車種やグレードが限られる
- 故障のリスクが高い
- 設定残価が高い
- 走行距離に制限がある
- 途中で契約解除できない
- 自分の資産にならない
それぞれのデメリットについて解説します。
選べる車種やグレードが限られる
新車リースは国産メーカーであれば全車種から選択できるケースが多くありますが、中古車リースは車種やグレードが自由に選べません。
中古車リースの場合は利用者の要望を受けて注文するのではなく、リース会社に在庫がある車の中から選ばなくてはならないためです。
自分が乗りたい車種やグレードがない可能性もあることを念頭に置いておきましょう。
また、中古車リースのなかでも取り扱い車種の多い会社を選ぶと、自分の希望する車種を見つけやすくなります。
故障のリスクが高い
中古車リースは、新車リースと比較すると、年式が古いため故障のリスクが高くなります。
中古車購入と同様に、中古車リースは頻繁にメンテナンスしなければならなかったり、修理費用がかかったりするでしょう。
ただし、中古車リースには、メンテナンス費用がリースの月額料金に含まれているプランや故障保証のあるリース会社もあります。
中古車リースを契約する際には、そのようなプランやリース会社を選ぶと、故障のリスクを抑えられたり、万一故障したとしても修理費用の負担を抑えられるでしょう。
設定残価が低い
中古車リースも新車リースも残価設定なしのプランがありますが、基本的には残価設定を設けて利用する方が多い傾向にあります。
残価とは、リース契約時に決めた契約終了時の車の想定査定額のことで、車両本体価格から残価を差し引いて月額料金を算出しているのです。
新車リースと比較すると年式の古い中古車リースは、契約満了時の残価もその分低くなり、車両本体価格から差し引かれる残価の割合も新車リースより少なくなります。
したがって、中古車リースは新車リースよりもお得感が損なわれるでしょう。
走行距離に制限がある
中古車リースには、基本的に走行距離に制限があります。
これは、中古車リースだけでなく、新車リースも返却を前提としたサービスであるため、走行距離が長くなり、残価よりも車の価値が下がらないようしているのです。
頻繁に利用する方は、走行距離を気にしなければならないかもしれません。
途中で契約解除できない
中古車リースに限らず、カーリースは原則途中で契約解除ができません。
もし、中途解約が認められた場合でも、高額な違約金が必要になることがほとんどです。
思わぬ事故で車を廃車しなければならなくなっても、強制解約となり、違約金が発生します。
任意保険の中には、事故による途中解約金が補償されるものもあるため、そのような保険を選んで加入しておくのがおすすめです。
自分の資産にならない
中古車リースに限らず、カーリースは基本的には契約終了時に車を返却するため、自分の資産になりません。
ただし、リース会社の中には、契約終了時に車がもらえるプランやオプションを用意しているところもあるため、自分の資産にしたい場合はそのようなプランやオプションが用意されているリース会社を探しましょう。
中古車リースがおすすめな方
中古車リースは経済面の負担を抑えて車を利用するには便利なサービスですが、中古車リースがおすすめな方と向いていない方がいるのも事実です。
ここでは、中古車リースを契約できる方の条件やおすすめな方、向いていない方について解説します。
中古車リースを契約できる方
中古車リースに限らず、カーリースを契約できる方の主な条件は、以下のとおりです。
- 20歳~75歳以下
- 収入が安定している
- 自己破産や返済遅延などがない
新車や中古車購入よりも審査は厳しくないとはいえ、収入が安定している方でないとリース契約は難しいでしょう。
また、カーリース会社によっては、他にも条件を設けているところもあるため、利用したいカーリース会社に確認しましょう。
中古車リースがおすすめな方
中古車リースがおすすめな方は、以下のとおりです。
- できるだけ費用を抑えて車に乗りたい方
- 乗りたい車の選択肢がある程度限られていても気にしない方
- 税金の支払いやメンテナンスなどの手続きが面倒な方
- 計画的に支払っていきたい方
- 走行距離に制限があっても困らない方
- カスタマイズや改造に興味がない方
- 新車へのこだわりがない方
- 旧車に乗りたい方
- できるだけ早く車が手元に欲しい方
- セカンドカーが欲しい方
ただし、契約終了時に車をもらえる場合は、カスタマイズや改造を気にせずできます。
中古車リースに向いていない方
中古車リースに向いてない方は、以下のとおりです。
- 資金に余裕があり、車に関する出費が気にならない方
- 中古車に抵抗がある方
- 遠方に行くことが多かったり、頻繁に車を利用したりと走行距離が長い方
- カスタマイズを楽しみたい方
- できるだけ長期間同じ車に乗りたい方
- 最新機能を備えた新車に乗りたい方
まとめ
中古車リースは新車リースよりも、さらに費用を抑えて車を利用できる便利なサービスです。
ただし、新車リースよ車の選択肢が限られることや故障のリスクが高くなること、設定残価が低いことなどがデメリットとしてあげられます。
また、中途解約が不可能なことや自分の資産にならないこと、走行距離の制限があることなどの中古に限らず、カーリースならではのデメリットもあります。
そのため、中古車リースには向いている方と向いていない方がいるのが事実です。
できるだけ同じ車を長く乗りたい方や走行距離が長い方、自由にカスタマイズして楽しみたい方などは中古車リースには向いていないといえますが、初期費用をできる限り抑えたい方や旧車に乗りたい方などにはおすすめなサービスだといえます。
自分には中古車リースが向いているのか、よく考えてから契約しましょう。
この記事の監修者
ctn-magazine
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