車は必要か?買う・借りる・持たないの損得と判断基準を解説
車が本当に必要なのか、その判断は簡単ではありません。
車を持つことは多くの利便性をもたらしますが、同時に少なくない維持費がかかるため、自身のライフスタイルや経済状況と照らし合わせて慎重に考える必要があります。
この記事では、車の所有にかかる具体的な費用から、所有以外の選択肢であるカーリースやカーシェアリングのメリット・デメリットまでを解説します。
自身の状況に最適な選択をするための判断基準を明らかにします。
目次
車を持つかどうかの判断はライフスタイルや経済状況が重要

車を持つべきかどうかの判断は、住んでいる場所、家族構成、収入、そして車をどれくらいの頻度で利用するかといった、個々のライフスタイルや経済状況に大きく依存します。
例えば、公共交通機関が発達した都市部に住む単身者と、交通の便が悪い郊外に住む子育て世帯とでは、車の必要性は全く異なります。
まずは自身の生活において、車がどのような役割を果たすのか、そして維持費を払い続ける経済的な余裕があるのかを客観的に評価することが、後悔のない選択につながります。
車の所有でかかる具体的な維持費【デメリット】

車を所有する上で最も大きなデメリットは、車両本体の購入費用とは別に、継続的に発生する維持費です。
これらの費用は、税金や保険料といった必ず支払う必要がある固定費と、ガソリン代やメンテナンス費用などの変動費に分けられます。
車の利用頻度に関わらず発生するコストも多いため、年間の総額を把握しておくことが重要です。
具体的な内訳を知ることで、経済的な負担がどの程度になるのかを現実的にシミュレーションできます。
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自動車税・軽自動車税

自動車税および軽自動車税は、毎年4月1日時点の車の所有者に対して課される地方税です。
税額は車の種類と排気量によって決まり、排気量が大きいほど高額になります。
例えば、一般的なコンパクトカー(1,001cc~1,500cc)の場合は年間30,500円ですが、大型の乗用車になると10万円を超えることもあります。
一方で、軽自動車税は排気量にかかわらず一律10,800円(2015年4月1日以降に新規登録された自家用乗用車の場合)です。
この税金は毎年必ず発生する固定費であり、車を所有する上で避けられないコストの一つです。
自動車重量税

自動車重量税は、その名の通り車両の重量に応じて課される国税です。
この税金は、新車を購入した際の新規登録時と、その後の車検時に、次の車検までの期間分をまとめて支払います。
税額は車両重量0.5トンごとに年間4,100円が基準となり、重い車ほど高くなります。
ただし、環境性能に優れたエコカーの場合は「エコカー減税」が適用され、税額が免除または軽減される制度があります。
車検費用の一部として請求されるため見過ごしがちですが、維持費の重要な要素です。
自賠責保険料・任意保険料

自動車保険には、法律で加入が義務付けられている「自賠責保険(強制保険)」と、任意で加入する「任意保険」の2種類があります。
自賠責保険は、交通事故の被害者救済を目的とし、対人賠償のみが補償対象です。
しかし、補償額には上限があるため、実際の事故では不十分なケースが少なくありません。
そこで、対物賠償や自身の怪我、車両の損害などをカバーするために任意保険への加入が不可欠となります。
任意保険の保険料は、年齢、運転歴、車種、補償内容、車両保険の有無などによって大きく変動します。
車検費用

車検(自動車検査登録制度)は、公道を安全に走行するために、国が定める保安基準に適合しているかを確認する検査です。
自家用乗用車の場合、新車登録から3年後、以降は2年ごとに受ける義務があります。
車検費用は大きく分けて、法律で定められた「法定費用(自動車重量税、自賠責保険料、印紙代)」と、ディーラーや整備工場に支払う「車検基本料金・整備費用」から構成されます。
特に整備費用は、部品の交換や修理が必要になると高額になる場合があり、車の状態によって総額が大きく変動する費用です。
駐車場代

自宅に駐車スペースがない場合、月極駐車場を契約する必要があり、これは維持費の中でも大きな割合を占める可能性があります。
特に都心部では駐車場代が高額で、月々数万円の出費になることも珍しくありません。
地方や郊外であっても、数千円から1万円程度の費用がかかるのが一般的です。
また、日常の買い物や外出の際に利用するコインパーキングなどの料金も考慮に入れる必要があります。
この駐車場代は、住んでいる地域によって負担額が大きく異なる固定費と言えます。
ガソリン代・消耗品費

ガソリン代は、車の燃費性能や走行距離、そして原油価格の動向によって変動する費用です。
通勤やレジャーで長距離を運転する機会が多ければ、その分負担は大きくなります。
また、車は多くの消耗品で構成されており、安全な走行を維持するためには定期的な交換が欠かせません。
具体的には、エンジンオイル、タイヤ、バッテリー、ブレーキパッド、ワイパーゴムなどが挙げられます。
これらの部品は走行距離や経年によって劣化するため、交換時期には数千円から数万円単位のまとまった出費が発生します。
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維持費を払っても得られる!車がある生活のメリット

多額の維持費がかかる一方で、車を所有することで得られるメリットは計り知れません。
それは単なる移動手段としての機能に留まらず、生活の質そのものを向上させる多くの価値を提供します。
天候に左右されない快適な移動や、買い物・送迎の利便性向上、そして行動範囲の拡大による新たな楽しみの発見など、車があるからこそ実現できる豊かなライフスタイルがあります。
ここでは、維持費を支払ってでも手に入れる価値のある、具体的なメリットを掘り下げていきます。
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天候に左右されずいつでも快適に移動できる

車を所有する大きなメリットの一つは、天候に左右されずに移動できる点です。
大雨や強風、猛暑や降雪といった悪天候の日でも、車内は空調の効いた快適な空間が保たれます。
公共交通機関を利用する場合、駅やバス停まで歩く間に濡れてしまったり、悪天候による遅延や運休に影響されたりすることがあります。
しかし、車であれば自宅から目的地まで直接移動できるため、天候によるストレスや体力の消耗を大幅に軽減できます。
特に小さな子供や高齢の家族がいる場合、この快適性は非常に重要です。
重い荷物や大きな荷物の買い物も楽になる

車があれば、日常の買い物が非常に楽になります。
スーパーマーケットでの1週間分のまとめ買いや、お米や飲料といった重たい商品の購入も、荷物の量を気にすることなく行えます。
また、家具や家電、DIY用品、アウトドアグッズといった、電車やバスでは持ち運びが困難な大きなサイズの買い物にも気軽に対応可能です。
公共交通機関や徒歩ではためらってしまうような買い物も、車があれば「ついでに買って帰ろう」という気持ちになれるため、時間や労力を大幅に節約し、生活の利便性を大きく向上させます。
家族の送迎や急な体調不良時にも対応可能

車は、家族の日常生活をサポートする上で非常に重要な役割を果たします。
例えば、子供の塾や習い事への送迎、雨の日の駅までの送り迎え、高齢の両親の病院への付き添いなど、様々な場面で活躍します。
特に、子供が深夜に突然高熱を出したり、家族が怪我をしたりといった緊急時には、公共交通機関が動いていない時間帯でもすぐに病院へ向かうことができるという安心感があります。
このように、家族の安全と健康を守るための「いざという時の備え」として、車の存在は非常に大きいと言えます。
プライベート空間で感染症対策にもつながる

車内は、外部から完全に隔離されたプライベートな空間です。
不特定多数の人と乗り合わせる電車やバスなどの公共交通機関と比較して、他者との接触機会を大幅に減らすことができます。
これにより、インフルエンザや新型コロナウイルスをはじめとする様々な感染症への罹患リスクを低減させる効果が期待できます。
特に、免疫力の低い小さな子供や高齢者、持病を持つ家族がいる場合、通勤や通学、買い物などの日常的な移動における安心感は、大きな精神的メリットとなるでしょう。
行動範囲が広がり休日の楽しみが増える

車を持つことで、移動の制約が少なくなり、行動範囲が劇的に広がります。
電車やバスの路線が通っていない郊外のカフェや景勝地、公共交通機関ではアクセスの悪いキャンプ場やスキー場など、これまで訪れるのが難しかった場所へも気軽に出かけることが可能になります。
思い立った時にすぐに出発できるフットワークの軽さは、休日の過ごし方に新たな選択肢をもたらします。
計画的な旅行だけでなく、気ままなドライブを楽しむなど、日々の生活に彩りと潤いを与え、新しい趣味や発見のきっかけにもなります。
【状況別】車が必要になるケース・不要なケース

これまで見てきたように、車には維持費というデメリットと、生活を豊かにするメリットの両面があります。
そのため、車が必要かどうかは、個人の状況によって結論が大きく異なります。
ここでは、どのような場合に車の必要性が高まり、逆にどのような状況なら不要と判断できるのか、その理由を具体的なケースに分けて解説します。
自身のライフスタイルや居住環境をこれらのケースに当てはめてみることで、より客観的な判断が可能になります。
《必要性が高い》地方在住や子育て世帯のケース

>地方や郊外では、都心部ほど公共交通機関の路線網が発達しておらず、電車やバスの本数が1時間に1本ということも珍しくありません。
スーパーや病院、駅などが自宅から離れていることも多く、日々の買い物や通勤、通院といったあらゆる生活シーンで車がなければ移動が困難になります。
また、子育て世帯にとっては、子供の保育園や学校、習い事への送迎は日常的な活動です。
さらに、子供が急に病気になったり、多くの荷物を持って外出したりする場面も頻繁にあり、車の有無が生活の利便性を大きく左右するため、必要不可欠な存在と言えます。
《必要性が低い》公共交通機関が充実した都心部在住のケース

東京23区や大阪、名古屋などの大都市中心部では、JRや私鉄、地下鉄、バスなどの公共交通機関が網の目のように整備されており、数分待てば次の便が来ることがほとんどです。
主要な施設は駅の近くに集中しているため、日常生活のほとんどは車がなくても不便を感じることはありません。
むしろ、都心部では月極駐車場代が非常に高額である上、交通渋滞が頻繁に発生するため、車を所有すること自体がストレスになる可能性もあります。
必要な時にはレンタカーやカーシェアリングを利用する方が、経済的にも時間的にも合理的だと考えられます。
「所有」にこだわらない車の持ち方とは?

「車は必要だけれど、購入時の初期費用や継続的な維持費、将来の売却の手間などを考えると所有には踏み切れない」という人も少なくないでしょう。
幸い、現代では「所有」する以外にも車を利用する方法が多様化しています。
カーリースやカーシェアリング、レンタカーといったサービスは、それぞれの利用頻度や目的に合わせて車を使える合理的な選択肢です。
これらのサービスを賢く利用することで、マイカーを持つことの利便性を享受しつつ、所有に伴う負担を軽減することが可能になります。
月々定額で新車に乗れる「カーリース」

カーリースは、利用者が選んだ新車に月々定額の料金で乗れるサービスです。
月額料金には、車両本体価格の一部に加え、契約期間中の自動車税、自動車重量税、自賠責保険料などが含まれているのが一般的です。
最大のメリットは、頭金などのまとまった初期費用が不要な点であり、貯蓄を大きく切り崩すことなく新車に乗り始められます。
また、毎月の支払いが定額であるため、家計の管理がしやすいのも魅力です。
契約期間満了時には、車を返却するか、新しい車に乗り換えるかなどを選べるため、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できます。
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短時間の利用に適した「カーシェアリング」

カーシェアリングは、会員登録をすることで、街中のステーションに配置されている車を複数の会員で共同利用するサービスです。
スマートフォンアプリなどから手軽に予約でき、15分単位といった非常に短い時間から利用可能な点が大きな特徴です。
利用料金にはガソリン代や保険料が含まれているため、急な雨の日の送迎や、近所への少し重い買い物など、「ちょっとだけ車を使いたい」というニーズに最適です。
ただし、週末など利用が集中する時間帯には、使いたいステーションの車がすべて予約済みという可能性もあります。
旅行や引越しなど特定の場面で役立つ「レンタカー」

レンタカーは、数時間から数日、あるいはそれ以上の期間、特定の車両を借りるサービスです。
週末の旅行や帰省、友人とのレジャー、引越しなど、非日常的で長時間の利用や、特定の目的で車が必要になる場合に適しています。
コンパクトカーからミニバン、スポーツカー、トラックまで、用途に応じて様々な車種を選べるのが大きなメリットです。
カーシェアリングと異なり、利用前後の清掃が徹底されていることが多く、常に清潔な状態で利用できます。
ただし、利用の都度、店舗での対面手続きが必要になるのが一般的です。
手軽にマイカーを持つならカーリースがおすすめ

様々な車の利用方法がある中で、所有とレンタルの利点を両立させたいと考えるなら、カーリースが有力な選択肢となります。
カーリースは、頭金なしで新車に乗り始めることができ、毎月の支払額には税金や保険料が含まれているため、家計の管理が非常にシンプルです。
レンタカーやカーシェアのように毎回予約する手間がなく、自分専用のマイカーとしていつでも自由に乗れる手軽さは、所有に近い満足感をもたらします。
購入に伴う多額の初期費用や、将来の売却価格の下落リスクを避けたいと思うと同時に、自分だけの車が欲しいというニーズに応える合理的な方法です。
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車の必要性に関するよくある質問

ここまで車の必要性について多角的に解説してきましたが、それでも個別の疑問は尽きないかもしれません。
本当に自分に車が必要なのか、もっと具体的な点が知りたい、と感じる人もいるでしょう。
そこでこのセクションでは、車の所有を検討する際によく聞かれる質問をピックアップし、それぞれ簡潔にお答えします。
年収の目安や車を手放すタイミングなど、多くの人が気になるポイントについて解説していきます。
車を持つには年収はどれくらい必要ですか?
無理のない車両価格は「年収の半分以下」が目安とされますが、重要なのは月々の収支とのバランスです。
ローン返済と維持費(駐車場代、保険、税金、ガソリン代など)を合わせた月々の車関連費が、手取り収入の15%以内に収まるかどうかを確認することが大切です。
これを基準に、購入できる車の価格帯を判断するのが現実的です。
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車を手放す最適なタイミングはいつですか?
ライフスタイルの変化が最も大きな判断基準です。
子供の独立や自身の定年退職、公共交通機関が便利な都心への引越しなど、車を使う頻度が減った時が挙げられます。
また、車検のタイミングや、エンジン・トランスミッションなどの高額な修理費用が発生する見込みとなった時も、維持費と利便性を天秤にかける良い機会です。
年間の税金は合計でいくらくらいかかりますか?
車種や年式によりますが、一般的な1.5Lクラスのコンパクトカーの場合、自動車税(種別割)が30,500円、自動車重量税が年換算で12,300円(2年車検で24,600円)となり、合計で年間約42,800円が目安です。
これに軽自動車なら合計で約14,100円程度、2.0Lクラスのミニバンなら約56,000円程度となります。
まとめ
車の必要性は、住む場所や家族構成、収入といった個人の状況によって大きく異なります。
地方在住者や子育て世帯にとっては生活必需品である一方、公共交通機関が発達した都心部では、所有しない方が合理的な場合も少なくありません。
まずは、自動車税や保険料、駐車場代などの具体的な維持費を把握し、それが自身の家計にとって妥当な支出かを見極めることが重要です。
その上で、天候に左右されない移動や行動範囲の拡大といったメリットと比較検討し、購入だけでなくカーリースやカーシェアといった所有以外の選択肢も視野に入れて、自身のライフスタイルに最も適した車の利用方法を判断することが求められます。
この記事の監修者
ディープラス編集部
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