カーリースでは喫煙しても良い?返却時に追加請求されない方法を解説!
喫煙可能な場所が減少する中、カーリース車内での喫煙については、契約内容により異なります。
喫煙を許可するカーリース会社もありますが、その際は注意が必要です。
特に、返却時の臭いや汚れに関して原状回復費用が発生する可能性があるため、それを避けるコツを知ることが重要です。
この記事では、カーリース車内で喫煙する際のリスクと、追加費用を避けるための方法について詳しく解説します。
目次
カーリース車内で喫煙が可能なのか?車内で喫煙するリスクを解説
カーリース車内における喫煙の可否や、カーリース社に相談すること、喫煙が車内に影響することを解説します。
カーリース車内で喫煙は可能
ディープラスのカーリースでは、喫煙は可能です。
ただし、返却時に臭いがつかないように、窓を開けたり、換気をしましょう。
また、カーリース会社により規約が異なるため、事前に確認することをおすすめします。
車内で喫煙する際のリスク
カーリース車で喫煙する場合には、3つのリスクがあります。
- 車内で喫煙すると臭いが残る
- タバコの灰が焼け焦げになる
- タバコのヤニによる変色
車内で喫煙すると臭いが残る
車内で喫煙すると、臭いがシートやフロアマットに残り、充満します。
喫煙する際は、窓を開けて喫煙するようにしましょう。
タバコの煙には、アンモニアやアセトアルデヒド、一酸化炭素などのガスが含まれ、空気中の埃とくっつきます。
車内にタバコの煙が充満すると、車内に臭いがつき、埃が付着します。
加熱式タバコは、紙タバコよりも臭いが出にくいタバコです。
しかし、完全に無臭というわけでないので、タバコ自体に臭いがついてしまいますので、注意しておきましょう。
タバコの灰が焼け焦げになる
タバコの灰がシートやカーペットに付着すると、除去が困難です。
特にヘビースモーカーの方の場合、より一層、灰の除去がしづらくなるでしょう。
タバコの灰をカーペットに落としてしまうと、焼け焦げてしまい、跡がつき、穴が開いてしまいます。
プラスチックで作られているダッシュボードを溶かし、変色してしまう恐れがあります。
焼け焦げによる跡や穴は、汚れとは違い修復が困難です。
高額の原状回復費用を請求される可能性があります。
タバコのヤニによる変色
タバコのヤニにより、天井の白い部分が黄色く変色する恐れがあります。
タバコには、タールという物質が含まれています。
タールは、粘着性のある黒色の液体ですが、燃焼させて高温になると気化して、白い物を黄色に変色させてしまうのです。
喫煙者がカーリース車返却時に高額請求を抑えるためにできること
喫煙場所が限られている中、カーリース車内で喫煙をしたいと考える方もいると思います。
ですが、返却時の高額な原状回復費用はできるだけ避けたいものです。
ここでは請求を抑えるために、日々行うことや返却時に行うことを解説します。
喫煙時は換気する
カーリース車内で喫煙するとき、臭いがこもらないように換気することが大切です。
車を走らせ、少し窓を開けるだけでも、空気が入れ替わり、換気できます。
前の座席と後部座席の窓を対角線上に開けると、効率的に換気ができます。
車内に吸い殻が残っているだけでも臭いが残ってしまいます。
灰皿に吸い殻が残ってしまうと車内に臭いが残ってしまうため、喫煙した後は吸い殻を車内に残さないで持ち帰りましょう。
日々の掃除を怠らない
喫煙した車内は、必ず掃除するように心がけましょう。
カーリース車は、カーリース会社の所有物であり、返却時はできるだけ元の状態で返却しないといけません。
喫煙するだけでも、臭いがつきやすく、壁の変色が考えられます。
返却時に高額の原状回復費用にならないよう、普段から喫煙後は掃除をしましょう。
フロアマットと足元を掃除する
フロアマットと足元は忘れずに掃除しないといけません。
車内に灰皿を設置していても、足元に灰が落ちてしまいます。
灰は粒子が細かくフロアマットに入りやすいので、掃除機をかけるだけでは完全に除去ができません。
- フロアマットはすべて取り外して、まず水洗いします。
- 次に中性洗剤を使用し、しっかり汚れを落とします。
- 強くこすってしまうと、傷つけてしまいますので、注意してください。
- 水洗いした後は天日干して乾かします。
- カビがつかないよう、水気も落としましょう。
徹底的に車内を拭き掃除する
喫煙する際は、普段から徹底的に拭き掃除し、カーリース車を清潔に保ちましょう。
タバコの灰や細かい粒子や埃を、掃除機や粘着カーペットで丁寧に取り除いていきます。
細かい粒子は除去できないことがありますので、吸引力が強い掃除機をかけて除去しましょう。
どうしても掃除機で取り除きにくい場合には、古い歯ブラシを使用してかき出します。
小さなゴミや灰を落とした後は、水で濡らして固く絞ったぞうきんや専用のカークリーナーシートを使い、ハンドルやダッシュボード、シートを拭いていきます。
拭き掃除をした後は、窓やドアを開けて換気し、車内に水気が残らないように注意してください。
シートの清掃は専用クリーナーを使用する
喫煙による車内の臭いや黄ばみは、水拭き掃除ではなかなか落とせないことがあります。
汚れが落ちない場合には、専用クリーナーを使用することがおすすめです。
カー用品店に、ヤニ汚れ専用の洗剤スプレーや業者用の洗剤が売られているので、使用すると効果的です。
シートの素材によっては専用クリーナーが使用できないことがあります。
誤って使用してしまうと、シートが剥げてしまう可能性がありますので、カー用品店の店員に使用できるか確認することをおすすめします。
定期的なエアコンの掃除と返却前のエアコン掃除
エアコンフィルターの掃除は重要です。
エアコンは車内の空気を吸い込むため、フィルター内が汚れやすくなり、エアコンの送風口からヤニくささが車内に拡がってしまいます。
始めに送風口を水拭きで拭き、カーリース車の説明書を読みながらフィルター交換をします。
フィルターは簡単に取り外し可能なので、こまめに交換しましょう。
ヘビースモーカーの方は、フィルターの奥の装置までヤニ汚れがついていることがあります。
フィルターの奥までの掃除はプロの業者に頼むことをおすすめします。
ただし、業者を頼むと費用がかかってしまうため、年に数回程度で問題ありません。
カーリースのメンテナンスプランを契約している方は、メンテナンスプランを活用しましょう。
カーリース車内で喫煙したい方に欠かせない契約条件
喫煙しても、少しでも返却時の請求を抑えるために、欠かせない契約条件があります。
メンテナンスプランは必ず確認する
メンテナンスプランの内容は必ず確認しましょう。
特に喫煙する場合には、定期的な日々の掃除が重要です。
原状回復費用を抑えるために、返却時にカーリース車ができるだけ汚れていない状態で返却する必要があります。
人の手では掃除が行き届きにくい汚れには、メンテナンスプランを活用してください。
カーリース会社により、メンテナンス内容は異なります。
メンテナンスプランの中には、原状回復費用を補填できるプランが用意されていることがあり、上手く活用することで出費を抑えられるでしょう。
契約はクローズドエンド方式にする
契約形態は2種類あり、「オープンエンド方式」と「クローズドエンド方式」から選択が可能です。
喫煙によるヤニや臭いが落としきれず、高額な原状回復費用を避けるためには、クローズドエンド方式で契約することも手段の一つです。
オープンエンド方式
カーリースを契約するとき、契約満了時のカーリース車の価値を残価といい、車両価格から契約時に見積もった残価を除いた金額を、毎月の月額料金として支払います。
契約満了時に改めて残価が計算され、契約時に決めた残価と差額があった場合、差額を支払う必要があります。
残価計算時にタバコのヤニや汚れが残っていると、残価が低くなるため、契約時に見積もっていた残価との差額が請求されます。
さらに、原状回復費用も請求され、契約満了時に金銭的な負担が大きくなります。
クローズドエンド方式
残価は契約者に公開されませんが、契約満了時に残価精算がありません。
残価精算とは別に、原状回復費用が請求されるため、喫煙の汚れが心配な方は、クローズドエンド方式をおすすめします。
契約満了時にカーリースがもらえるプランにする
喫煙者におすすめなプランは、原状回復費用支払いをなくし、契約満了時にカーリース車がもらえるプランを選択することです。
一部のカーリース会社は、契約満了時にそのままカーリース車がもらえるプランがあります。
返却する必要がなく、そのままカーリース車をもらえるので、原状回復の必要がありません。
カーリースでの喫煙でよくある質問
カーリースでの喫煙について、よくある質問をまとめました。
喫煙可能か確認をせずに喫煙をしてしまった
喫煙可能か確認をせずに喫煙してしまった場合は、違約金の請求や、強制解約になることがあります。
あらかじめ、契約前に喫煙可能かどうかの確認が必要です。
カーリース会社によっては、禁煙のカーリース車を用意しているところもあります。
喫煙できないカーリース車を選択し喫煙した場合には、契約期間内に車種やプラン内容を変更する必要があります。
基本的に、契約後に車種やプラン内容は変更できません。
変更する場合には、違約金が発生することがあります。
契約内容に違反して喫煙した場合、違約金の請求が発生したり、強制解約の可能性があります。
喫煙する場合には、必ず契約前に喫煙できるかを確認しましょう。
設定していた残価が大幅に下がってしまった場合はどうするの?
設定していた残価が大幅に下がってしまった場合には、オープンエンド方式で契約していると、差額分の残価請求が発生します。
喫煙のヤニや臭いにより、残価が下がってしまうことがあります。
喫煙者には、契約満了時に残価請求がない、クローズドエンド方式での契約がおすすめです。
カーリース車がもらえるプランで契約をしても、車を売却する際には、喫煙によるヤニ汚れや臭いで、査定額が下がることがあります。
カーリース車をもらえるプランを契約し、喫煙してもカーリース契約時から車内のメンテナンスに気を配り、臭いやヤニ汚れを日頃から取って、よい状態に保つことが大切です。
原状回復費用が発生するのはどんな時?
カーリースには、契約満了時に、カーリース車を元の状態に戻して返却する、原状回復のルールがあります。
原状回復費用が発生する項目は、次の通りです。
- 喫煙により汚れや臭いが残っていた場合
- 契約後に取り付けた部品を取り外したときに、傷がついた場合
- 傷やへこみがあった場合
- 改造した場合
基本的にいかなる理由でも、傷やへこみ、臭いなどをなくし、カーリース車を元の状態に戻さなくてはいけません。
契約期間中の走行方法や利用の仕方により、原状回復にかかる修理費用とクリーニング費用は、契約者負担です。
原状回復の基準はカーリース会社によって異なります。
原状回復による高額請求がトラブルの発端になることもあるので、契約時にどのような内容で原状回復が必要になるかをしっかり確認しましょう。
まとめ
カーリースでは喫煙OKなのか、返却時に追加費用を請求されない方法について解説をしました。
ほとんどのカーリース会社は、喫煙禁止になっていませんが、カーリース会社によっては喫煙禁止の車を選んでいることがあります。
契約前に、喫煙可能かどうかを確認しましょう。
契約内容を未確認のまま喫煙してしまうと、違約金を請求されたり、強制解約になる可能性があります。
喫煙する場合には、原状回復費用の請求が発生する恐れが考えられます。
喫煙者がカーリース返却時に高額請求を抑えるためにできることも解説しましたので、ぜひお役立てください。
- 喫煙時は換気する
- 日々の清掃は怠らない
- フロアマットと足元を掃除する
- 徹底的に車内を拭き掃除する
- シートの掃除は専用クリーナーを使用する
- 定期的なエアコン掃除と返却前のエアコン掃除をする
喫煙したい方がカーリース契約時に欠かせない契約条件は、次の通りです。
- メンテナンスプランの内容を確認する
- 契約はクローズドエンド方式にする
- 契約時にカーリースがもらえるプランにする
喫煙できるカーリース車を契約したい方は、契約内容を確認し、喫煙するときは換気して、日々掃除を行ってください。
原状回復費用による高額請求がトラブルにならないようにしましょう。
この記事の監修者
ctn-magazine
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