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カーリース契約書とは?契約書に記載されている内容を解説解説


カーリース契約書とは?契約書に記載されている内容を解説解説

カーリースの契約を締結するにあたって、契約書は必要になる書類です。

「契約書の内容って何が書かれているの?」と疑問に思う方は多いでしょう。

結論から申し上げますと、トラブルが発生した際の責任の所在などについて詳しく書かれています。

本記事では、カーリース契約書の基本からカーリース契約の流れと書き方を解説します。「契約書」と「約款」の違いについても詳しく紹介してますので、参考にしてください。

カーリースの契約について

カーリース契約の主な流れと、自動車賃貸契約の異なる点を解説していきます。

カーリース契約の主な流れ

カーリース契約書に署名押印をすると契約は成立します。

カーリースの契約から納車までの流れは、大きく分けると以下の4つの段階です。

1.車を選び見積もり依頼する

カーリースは、自分が乗りたい車を探すところから始まります。車は以下の幅広い車種から選択可能です。

  • 新車
  • 中古車
  • 国産車
  • 輸入車

更にグレードなどもあわせて検討すると、自分好みの車を選べて良いでしょう。

カーリースしたい車が決定したら、リース会社に見積もりを依頼します。

カーリースの費用は独特なため、以下の点を必ずチェックしましょう。

  • リース料金
  • 契約期間
  • 走行距離制限
  • 解約条件

2.審査を受ける

カーリースはローンなどと同じ貸借契約にあたるため、利用時に審査を受けなければいけません。

また審査に合格するためには信用情報にキズがないこと、年収または勤続年数が安定している必要があります。

とくに注意したい点として、クレジットカードまたはローン利用状況などの信用問題です。

過去の金融情報をもとにリース会社は、利用者がリース料金をしっかりと支払えるかを判断します。

たとえば、起業し自己破産した過去がある方は5年〜10年ほどは審査に通らないとされています。

3.契約の手続きをする

カーリースする車と見積もり内容の審査が済んだら、次はリース会社と契約をします。

契約書の具体的な内容の説明は、一般的に契約期間やリース料の支払いなどが詳しく明記されています。

禁止事項や中途解約または万が一事故を起こしてしまった際の対応について、しっかりと確認をしましょう。

確認せずに契約違反に関する事項を行ってしまった場合、損害賠償までに発展する可能性があります。

4.納車

カーリース契約を締結すると、リース車が納車されます。

契約締結から納車までの期間は、リース会社によって異なりますが、契約後の1〜2ヶ月後が一般的です。

また納車する場所が遠方にあると、運送のための時間が更にかかることが考慮されます。

先に使用している車がある場合、スムーズにリース車に乗り換えるようリース会社と打ち合わせをして納車時期を決めましょう。

自動車賃貸契約と異なる点

カーリースのように利用者が所有権を持たずに自動車を使用する契約方式に、「賃貸契約」というものがあり、賃貸契約の代表的なものにはレンタカーが挙げられます。

リース契約と賃貸契約は共通点として業者が自動車の所有権を保持していますが、さまざまな点が異なります。

たとえば、自動車賃貸は業者が保有する車両から選んで借りるのに対して、カーリースは契約者が選んだ車両をリース業者が購入し貸し出す点です。

リース業車は、自動車購入費を償却する必要があります。

償却とは、借りた金額を返すことです。

カーリースは償却のため原則として途中解約ができず、契約期間中はリース料金を払い続けなければなりません。

カーリース契約は結果として自動車賃貸契約と比較すると、契約期間が長く数年単位に渡ることが一般的です。

カーリースの契約書について

自動車のリース契約を行うためには、契約書が必要です。ここでは、契約書と約款(やっかん)の違いも合わせて解説します。

カーリースの契約には契約書が必要

自動車のリース契約には、契約書が必要です。

契約書の作成内容によっては、後のトラブルに発展する可能性があります。

自動車契約でトラブルに発展することは契約者ともに避けたいため、法的に問題ない契約書を作成することで遵守した行動を取ることが大切です。

リース契約の契約書を作成する際、契約に関する法律専門の弁護士などからアドバイスを受けながら作成すると不備のない契約書になり安心です。

カーリース契約は賃貸借契約なので、収入印紙が必要な課税文書ではないです。

そのため、収入印紙を準備する必要はありません。

「契約書」と「約款」の違い

契約書は特定の個人に向けて発行されるものに対して、約款は不特定多数のサービスを利用する方に用意されたものです。

具体的に説明すると約款には決まり事しか書かれていないですが、契約書は当事者の名前や代金をいつ支払うのかなど具体的な契約内容が書かれている違いがあります。

約款の目的は取引をスムーズにするためで、カーリース契約をする際も読む必要があります。

契約書には何が書かれている?

カーリースの契約書に記載がある主な内容について解説します。

カーリースの契約書に記載がある主な内容

カーリース契約が無事に行われるためには、契約書を不備なく作成することが重要です。

契約の項目はカーリース会社によって異なりますが、基本的な内容はほとんど変わりありません。

契約書に記載がある主な内容を覚えて、スムーズな手続きを進めましょう。

契約内容の概要

まずは賃貸人と賃借人でリース契約を締結するリース契約の趣旨を記載します。

基本的な項目ではありますが、契約内容をしっかりと明確にしてリース会社と利用者の双方が納得できることが重要です。

契約するリース車両情報

契約書の冒頭は契約内容の基本情報として、賃貸人が賃借人から指定された自動車を購入して賃借人にリースする内容の記載が必要です。

またリース対象となる自動車を特定できる基本情報として、以下の5つの情報が記載されているかの確認をしましょう。

  • 自動車名
  • 型番・型式
  • 年式
  • 登録番号
  • 車台番号

リース車の引き渡し・納車

自動車のリース契約は、リース会社から利用者に対して対象の自動車を引き渡すことになるため、納車する項目も契約書に必要です。

トラブルを回避する対策として契約書に記載があるか確認をしましょう。

リース契約の期間

自動車のリース契約の期間は、賃貸契約と比較すると長い期間が特徴です。

リース期間をしっかりと定め、期間や日数の詳細を契約書に不備なく記載してある必要があります。

またリース契約は、リースする自動車の使用方法や注意点などに関する内容が合わせて記載されているケースも少なくありません。

リース料金

リース契約は月額方式でリース料金を支払うため、料金に関わる項目も契約書に記載する必要がある項目です。

たとえば、「リース契約中の途中解約が禁止の旨」または「期間中はリース料金の支払いが発生する」などを詳しく記載しなければなりません。

トラブルの報告義務

カーリースはリース会社に所有権があるため、使用者と所有権の保有者との間でトラブルが発生する可能性があります。

トラブルの被害を最小限に抑えるために、契約書に以下のトラブル項目についての記載があるかを確認しましょう。

  • カーリース中の禁止事項
  • 交通事故を起こした場合の連絡義務
  • 契約不適合責任
  • 損害賠償
  • 事故または窃盗
  • 遅延損害金

保険の契約

車をリース契約した場合、保険は任意のものに加入するかどうかを契約者が決断しなければなりません。

また保険の加入手続きも契約者が行う必要があります。

車の自賠責保険はすべて強制的に保険加入しなければいけないのに対して、任意保険は契約者が加入するかどうかを決定する点はカーリースも同様です。

ただし、カーリース契約には「任意保険込みプラン」もあります。

カーリースの任意保険込みプランを利用する場合、契約書に任意保険の保険金額や補償内容などが詳しく記載されていますので、必ずチェックしておきましょう。

禁止されていること

契約書の第5条以降はリース会社によって項目が異なりますが、禁止事項が記載されている傾向です。

カーリースの契約期間中に契約者が行ってはいけない行為の1つに、リースしている車を無断で売却するなどが挙げられます。

またリース車を海外に持ち運びすることや、カスタムも原則はできません。

リース契約の禁止事項は、細かい内容までチェックしましょう。

契約不適合の責任

車を購入する場合ですと、購入した自動車関連の商品に欠陥が見られ、購入者にとって「契約内容と違う」などと感じた場合、法律的に売主が契約不適合の責任を負います。

従来の言葉で「瑕疵担保責任(かんたんぽせきにん)」と呼ばれていました。

商品の欠陥によって生じた損害は、一般的に売主が埋め合わせします。

ただし、カーリースのリース会社は契約不適合責任を負いません。

リース車に欠陥がある場合は、リース会社に車を提供した自動車販売会社などに契約者自身が直接責任を追うように問い合わせしてください、という内容になっています。

リース会社も責任の流れで、ある程度の関わりは発生します。

ただし、リース契約の契約不適合責任は専門的で難しい傾向のため、契約書の内容を確認しておかないと契約者が不利になる恐れがある点に注意しましょう。

損害賠償・遅延損害金

カーリース契約者がリース車で事故を起こし、人を負傷させたり車を破損させたりした場合、損害賠償責任はすべてリース契約者が負います。

リース車の所有者は、契約者ではなくリース会社です。

そのため万が一友達や家族などに貸した車で事故が発生した際は、車の持ち主も責任を伴う可能性があります。

損害賠償が発生する事態で責任を明らかにするためにも、契約書に損害賠償責任が定められています。

事故や盗難

カーリースが事故や盗難された場合、リース会社は責任を負いません。

事故を起こして破損した修理代は、契約者が支払います。

車が修理で直すことが不可能になり全損となった場合や、車が盗難されて所在がわからなくなった場合には、リース契約は強制解約となります。

また強制解約になった際、車の費用面はすべて契約者の責任となる点も覚えておきましょう。

中途解約・契約解除

カーリースの契約を行う上で、中途解約は原則禁止のため、中途解約ができない旨の記載が必ずあります。

利用者の事情次第では例外として中途解約が認められるケースもありますが、違約金が発生します。

カーリースの契約において、中途解約できないことはデメリットとなるでしょう。

カーリース契約する際には、将来的に車が不要になる可能性を考慮することが大切です。

リース車の返却

リース車はリース契約が契約期間満了になった際、契約を延長しなければリース車を返却しなければなりません。

車の所有権はリース会社にあるため、強制的に車が回収される可能性もあります。

また返却時に原状回復義務または契約内容次第では、自動車が契約者側に譲渡される場合があり、車の返却に関する内容の記載があります。

反社会勢力の排除や特約

リース会社と使用者は、反社会勢力と関わりを持たないことが大前提です。

万が一関わりを持っていたことが判明した場合、勧告もなく契約解除に至ることが記載されています。

地方裁判所

リース会社の契約者と利用者との間でトラブルが発生し裁判まで発展した場合、リース会社を管轄する地域の地方裁判所が対応することになります。

カーリース契約は民法では「到達主義」

カーリースの手続きはリース会社の担当者と直接相対して進められる場合や、郵送となる場合があります。

郵送となる場合はリース会社から届いた契約書に署名押印し、返送をすると契約が成立する仕組みです。

ただし、正式に契約成立となるのはどの時点か疑問に思う方は多いかもしれません。

ここで民法の「到達主義」の立場で契約がいつになるか問題を解決しています。

一般的に契約書がリース会社に「到達」または届いた時点で契約成立となる考え方です。

カーリースのメリット・デメリット

カーリース契約のメリットとデメリットを解説します。

カーリース契約のメリット

カーリース契約のメリットを解説します。

月額料金だけで新車に乗れる

一般的に車の購入は金額の規模が大きく、人生において重要な買い物と言えるでしょう。

頭金だけで数十万〜数百万単位と必要になるため用意が難しく、なかなか購入に踏み出せない方は多いのではないのでしょうか。

カーリースなら頭金不要で定額の月額料金のみで新車を保有できます。

好きな車種を選択可能

カーリースは、契約者が選んだ現行モデルの新車を用意します。

リース会社によっては国産メーカーのすべてから車種とグレードを選択可能です。

また新車であれば、部品の劣化や故障のリスクを最小限に抑えられるのがメリットです。

Webから簡単に申し込みできる

車選びから審査申込までWeb一本で簡単に申し込みできる点は、カーリースの魅力でしょう。

オンライン上の料金シミュレーションを行うことで、費用面と擦り合わせをしながら車種・プランなど検討ができます。

乗り換え時に手続きが不要

購入した車を手放して乗り換え手続きする場合、基本的に自分でしなくてはなりません。

カーリースを利用すると契約満了時に車を返却する、または同じ車種で再契約を結んで延長するかなど選択肢が豊富にあるため、車を処分する手続きの手間を省けます。

法人契約の場合経費に計上できる

カーリースを法人契約した場合、月々のリース料金を経費に計上できます。

リース料金に車関連の支払いが大部分でまとめられているため、経理処理も楽です。

法人や個人事業主にとって、大きな節税効果が期待できるでしょう。

カーリース契約のデメリット

カーリース契約のデメリットを解説します。

月々の走行距離制限がある

リース会社ごとに、月間の走行距離制限を設定しています。

契約プランまたはリース会社によって上限に違いはあるものの、走行距離制限を超えた場合に超過分の費用は負担となります。

返却時に差額精算が生じる可能性

カーリースはリース会社によって車の返却時に差額生産が生じる可能性があります。

カーリース契約は大きく分けて「オープンエンド方式」「クローズエンド方式」の2種類です。

「オープンエンド方式」で契約を設定した際、差額清算が必要になる場合があります。

契約内容の変更は基本不可能

カーリース車は、ドレスアップやカスタムが原則できません。

また契約満了後にリース会社に返却する際に原状回復が必須となるため、なるべく車の状態を維持できるよう日頃から気を付ける必要があります。

ディープラスなら契約期間中に別の車に変更できる「早期乗り換えプラン」をご用意しております。

返却手続きが手間でスムーズに車を乗り続けたい方は、ぜひお問い合わせくださいませ!

まとめ

本記事では、カーリース契約書に記載されている内容や、カーリースのメリット・デメリットについて解説をしました。

最後にまとめておさらいをしましょう。

  • カーリース契約書に署名押印をすると契約は成立する
  • カーリース契約の流れは、車を選び見積もり依頼した後、審査を受ける
  • カーリースの手続きはリース会社の担当者と直接相対して進められる場合や、郵送となる場合がある

ディープラスなら契約期間中に別の車に変更できる「早期乗り換えプラン」をご用意しております。

トータルサポート込みでスムーズに車を乗り続けたい方は、ぜひお問い合わせください。

この記事の監修者

ctn-magazine

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