カーリースであればブラックでもOK?ブラックリスト掲載者がリースを利用する方法についても解説
カーリースを利用したいと考えているが、そもそも審査が通るか不安で悩まれている方も多いのではないでしょうか。
以前滞納してしまった料金が原因でブラックリストに掲載されてしまった経験がある方もいるでしょう。
ただ、カーリースではブラックリストに掲載されていた方でも審査を通すことが可能となっています。
今回はそんな「料金滞納経験からカーリース審査に通るか不安」という方に向けて、審査に通りやすくなるポイントを解説していきたいと思います。
目次
ブラックリスト掲載者とは?
そもそもブラックリストというものがどんなものなのか、そこに記載されたらどうなってしまうかなどを詳細に解説していきます。
ブラックリストとは?
ブラックリストとは一言で言うと「個人の事故情報」というものになります。
事故情報とは、
- クレジットカードや携帯電話支払いの滞納履歴
- 自己破産
- 金融機関からの借入返済滞納
などを指し、いわゆる「金銭面でのマイナスイメージ」となります。
この個人の事故情報が多いと「支払を怠っているので信用がない方」と判断され、新たにローンやキャッシングを組むことが難しくなってしまいます。
この状態をわかりやすく「ブラックリストに載る」と表現されています。
また、一度ブラックリストに載ってしまうと一生消えないのでは?と心配される方もいますが、ブラックリストの登録期間は5〜10年となっています。
その期間を過ぎれば審査も通りやすくなるので、新たに別の料金を滞納しないように気を付けていれば大丈夫です。
ブラックリストに載る理由
一般的に支払する料金が3ヶ月程度遅れてしまった場合、ブラックリストに載ってしまうと言われています。
主に最近では携帯電話の利用料金の未納が多いことが問題視されており、一度未払いになってしまうと本体代金と利用料の両方が未納ということになってしまうのでリスクも大きいと言われています。
現在、滞納している料金などがないか再度確認しておきましょう。
ブラックリストに載っているか調べる方法について
実はブラックリストに自分の名前が載っているか調べる方法があります。
それは「全国銀行個人信用情報センター(KSC)」や「株式会社シー・アイ・シー(CIC)」へ情報開示請求をすることで確認することができます。
KSCは郵送対応のみ、CICでは①郵送②インターネット③窓口で対応を行っています。
どちらでも1,000円前後の手数料はかかってしまいますが、ここでなら自分がブラックリストに載っているかどうか調べることができます。
なお、すぐに結果を知りたい方は郵送ではなくインターネットでの手続きがおすすめです。
ブラックリスト掲載者はカーリースを利用することはできる
そんな「金銭面のマイナスイメージ」を持つブラックリスト掲載者は、新たにカーリース審査を受けることができるのでしょうか。
ブラックリスト掲載中にカーリースを利用することはできるの?
結論から言えば「必ずしも通るとは言えないが、難しくはない」ということです。
リース会社によってサービスなどが異なるため一概には言えませんが、少なくともカーローンよりはカーリースの方が通りやすいと言われています。
理由は、あくまで車の所有者はリース会社であるため、信販会社は「もし個人が支払わなくてもリース会社が払ってくれるだろう」と考えるためです。
できればブラックリストの記録が消えた後に審査を受けるのが好ましいですが、記録が消えなくてもまずは通るか通らないか審査を受けてみるのもいいかもしれません。
カーローンよりカーリースが通りやすいのは本当?
上述の通り、カーローンよりもカーリースの方がはるかに借りられやすいと考えています。
カーリースはあくまでリース会社の保有している車を個人が借りて乗っているため正式には自分の車ではありませんが、カーローンは完全に個人が借りるローンとなります。
カーリースは個人が払えなくなっても最悪リース会社が何とか対応してくれることができますが、個人の場合、契約者が払えなくなってしまったら後がため厳しいと言われています。
カーリースを利用する方の中には「カーローンが通らなかったからカーリースにしたら通った」という方も多くいます。
ブラックリスト掲載者がカーリースを利用するためには?
ブラックリスト掲載者でもカーリースを利用することができた方はさまざまな対策を取っていることが多いことがわかりました。
カーローンで審査が通らなかった方でも以下の解説ポイントを抑えてカーリースで審査を受ければ通る可能性が十分にあるので確認していきましょう。
連帯保証人を立てて利用する
もし自分(契約者)に何か支払えない事情ができてしまったときのために、連帯保証人をつけておくと信用を得ることができます。
契約者本人が払うことが大前提ではありますが、それができなくなっても連帯保証人にお金を支払ってもらえれさえすればリース会社が損をすることがないからです。
また、連帯保証人になってくれる方を探せたという点でも信用を得られている証明になります。
ブラックリストが解除されてから利用する
ブラックリストは新たな滞納や未納がない限り一般的に5~10年で解除されると言われています。
そのため急に車が必要といった場合ではない限り、ブラックリストから解除されるのを待ってから審査を受けた方が確実です。
情報開示で自分の名前がブラックリストから解除されたら改めてカーリース審査を受けてみましょう。
自社リースを提供しているカーリースを利用する
一般的なカーリース審査の仕組みとしては、リース会社は外部の信販会社を通して審査を行っています。
ですが、なかには独自に審査をしている“自社リース”を提供しているリース会社もあるのです。
その自社リースでは独自の審査基準が設けられているため、ブラックリストの情報が掲載されている情報を確認しない場合もあります。
そのため、仮にブラックリストに掲載されていたとしても自社リースの場合なら審査に通る可能性があります。
ただし、この自社リースというサービスでは
- そもそも自社リースを導入しているリース会社が少ない
- 支払わなければ車を引き取られてしまう
- 乗れる車が限定的である
などといったリスクも含まれています。
自社リースを利用する際は覚えておきましょう。
車種やプランを見直して利用する
乗りたい車種はある程度決めているかもしれませんが、ブラックカードに掲載されている方は最低限のコストで済む車種を選ぶようにしましょう。
カーリース会社のホームページを見ると、月々1万円代で借りることができる車種が多くあります。
なかでも軽自動車が比較的安価で設定されていることが多いので、近場での利用や節約を考えている方にはとても魅力的なのではないでしょうか。
燃費が良い軽自動車もたくさんありますので、維持費を考えても家計に優しい車種となっています。
今借りたいと考えている車種のグレードを考えて、少しでも支払いが安く済む車種を選んで審査を突破しましょう。
カーリース審査に通りやすいところと難しいところの違いについて
カーリースの審査において甘い審査の会社と厳しめの審査の会社があるといわれています。
なぜ、同じカーリースなのに審査が甘いところと厳しいところにわかれるのでしょうか。
それは、個人信用情報機関に信頼情報の照会をするかしないかによってわかれます。
つまり、厳しめのリース会社であれば個人のブラックリスト情報を照会し「この方はブラックリストに掲載されているため信用できない」と判断されて審査に落ちやすくなってしまいます。
では審査が甘いところはどういう仕組みなのかというと、独自審査の基準を設けているリース会社となります。
このリース会社は信頼情報の照会は行わず、独自の審査基準が設定されているため過去のブラックリストは関係ないと言われています。
「ブラックリストに掲載されているけどカーリースを利用したい!」と考えている方は、この独自審査を設けているリース会社を選ぶようにしましょう。
デメリットと言えば「独自審査であればその分金利に該当する手数料が高めに設定されていること」です。
毎月の返済が他社に比べて高くなってしまう可能性があるため、緊急でカーリースを利用したい場合以外は、ブラックリストの掲載が終わってから低金利のリース会社を選ぶ方がよさそうです。
カーリースの審査についてよくある質問
次にカーリースの審査について、よくある質問をまとめてみました。
現在カーリースを利用している方の意見も含まれているのでぜひ参考にしてみてください。
月額料金を抑えることのできる車種とは?
月額料金を抑えることのできる車種は主に、
・ワゴンR
・アルト
・ミライース
・ラパン
・エブリイ
となっています。
軽自動車はお手軽価格で借りることができ、小回りもきくので、カーリースでは人気の車種をたくさん取り揃えています。
カーリースは主に近場での利用が目的とされているので、買い物や子供の送迎などの利用では軽自動車が十分なのではないでしょうか。
反対にミニバンやSUVなどの車種は月額料金が高めに設定されています。
月額料金が高くて毎月の返済料金が辛いと感じてしますし、なにしろ審査が通りにくい車種となっているので、まずは無難に通りやすい車種を選ぶようにしましょう。
無職の場合もカーリースを利用することは厳しいですか?
結論、無職の場合でもカーリースの審査が通った方はたくさんいます。
無職の場合、安定した収入減がないことを理由に審査に落ちることが多いと言われていますが、
・年収200万円以上ある連帯保証人をつける
・過去の信頼情報に問題がない
・給料以外(家賃収入や株の配当金など)の収入が十分にある
といった給料以外の収入も含めて「支払能力の有無」が審査されるため、例え無職であっても諦める必要はありません。
家賃収入や株の配当金に関しては行っていない方でも、連帯保証人をつけることはできると思うのでまずはそこからチャレンジしてみましょう。
ブラックリスト掲載者以外にも審査が通りにくい方の特徴とは?
カーリースの審査において、ブラックリスト掲載者以外にも通りにくい方がいます。
下記の方が通りにくい方の例です。
- 年収が低い
- 勤続年数が短い
- キャッシングなどの借入れがある
- 虚偽の申告が判明
反対に非正規雇用であっても年収が200万円以上(あくまでも目安)あり、勤続年数がある程度あれば利用することは可能です。
正規雇用であっても勤続年数が短い間は審査が通りにくいと考えていた方が良いでしょう。
カーリースで連帯保証人が必要なケースとは?
カーリースで連帯保証人が必要なケースは以下の通りです。
・ブラックリスト掲載者 ・未成年 ・無色(家賃収入や株の配当金などの収入がない方) ・年収が低い方 ・勤続年数が短い方 |
実際にカーリースを利用した方には、勤続年数が3年で通った実例があるため、少なくても1年前後なら連帯保証人をつけた方が安心です。
連帯保証人になれる方の条件
連帯保証人になってもらう方は以下にあてはまる方を選びましょう。
・成人している ・安定した年収と勤続年数 ・未払いがない(ブラックリスト掲載者ではない) ・反社会勢力ではない |
一般的にはまず親にお願いする方が多いと思いますが、もちろん上記の要素がきちんと含まれていれば親である必要はありません。
まとめ
今回はブラックリストに掲載されていても審査に通るポイントを解説してきました。
実際にブラックリスト掲載者であっても連帯保証人をつける等の工夫をすれば通る可能性は十分にあります。
「自分は審査に通るのか?」と心配されている方も、仮で審査を受けることが可能です。
まずはカーリースを利用したいと思ったらリース会社に相談して、通りにくいポイントを回避して審査に望みましょう。
この記事の監修者
dplus_honbu