中古車の維持費はいくら?内訳と費用を安く抑えるコツを解説

中古車の購入を検討する際、車両本体価格だけでなく、その後の維持費がどのくらいかかるのか気になる方も多いでしょう。
中古車の維持費には、税金や保険料といった定期的に発生するものから、メンテナンス費用や燃料代のように変動するものまで様々です。
この記事では、中古車にかかる維持費の具体的な内訳と金額の目安、そして費用を賢く抑えるためのコツを分かりやすく解説します。
目次
中古車の維持費として発生する費用の種類
中古車を所有すると様々な維持費用が発生します。
これらの費用は大きく分けて「必ずかかる費用」と「状況に応じて必要になる費用」の2種類に分類できます。
必ずかかる費用には自動車税や車検代自賠責保険料などが含まれ車の所有者全員が支払う必要があります。
一方で駐車場代や高速道路料金などは所有者の住環境や車の利用スタイルによって発生する費用です。
中古車を所有すると必ずかかる維持費の内訳
中古車を所有すると、法律で定められた税金や保険料、安全に走行するためのメンテナンス費用など、避けては通れない維持費が定期的に発生します。
これらの費用は、車種や排気量、車両重量によって金額が異なりますが、年間でどの程度の出費になるか、あらかじめ把握しておくことが重要です。
ここでは、所有者全員に共通してかかる費用の内訳を詳しく見ていきましょう。
年に一度支払う自動車税(種別割)

自動車税(種別割)は、毎年4月1日時点の車の所有者に対して課される地方税です。
税額はエンジンの総排気量によって決まっており、排気量が大きいほど高くなります。
例えば、排気量が1リットル以下のコンパクトカーであれば25,000円、1リットル超1.5リットル以下なら30,500円です。
軽自動車の場合は、一律で10,800円と普通車に比べて安く設定されています。
納税通知書は5月上旬頃に郵送され、原則として5月末日までに納付する必要があります。
<中古車を購入した場合は、購入月の翌月から翌年3月までの期間分を月割りで支払うのが一般的です。
車検ごとに納める自動車重量税

自動車重量税はその名の通り車両の重さに応じて課される国税です。
新車購入時とその後は車検のタイミングで次の車検有効期間分をまとめて納付します。
自家用乗用車の場合車検は初回が3年後以降は2年ごとに受けるためこの税金も2年ごとに支払うことになります。
税額は車両重量0.5トンごとに年間4,100円が課せられますがエコカー減税の対象車や新規登録から13年および18年を経過した車両は税額が変動します。
中古車の場合年式が古いと税額が重くなる可能性があるため購入前に確認しておくとよいでしょう。
加入が義務付けられている自賠責保険料

自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)は、交通事故の被害者救済を目的とした強制保険であり、すべての自動車に加入が義務付けられています。
この保険は、事故の加害者ではなく、対人賠償、つまり相手方を死傷させてしまった場合の損害賠償のみを補償するものです。
保険料は車種によって異なり、普通自動車か軽自動車かで区分されます。
通常、車検時に次の車検満了日までの期間分をまとめて支払います。
保険が切れた状態で公道を走行すると法律違反となり、厳しい罰則が科されるため、必ず加入と更新手続きを忘れないようにしなければなりません。
任意で加入する自動車保険料

自動車保険には、自賠責保険とは別に、任意で加入する保険があります。
自賠責保険では対人賠償しかカバーされず、補償額にも上限があるため、対物賠償や自身のケガ、車両の損害などを補償するためには任意保険への加入が不可欠です。
保険料は、運転者の年齢、免許証の色、運転歴に応じた等級(ノンフリート等級)、車両の型式、そして補償内容によって大きく変動します。
一般的に、年齢が若く運転経験が浅いほど保険料は高くなる傾向にあります。
また、車両保険を付帯すると保険料は上がりますが、万が一の事故の際に修理費用を補償してもらえます。
安全な走行に欠かせないメンテナンス費用

車を安全で快適な状態に保つためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
代表的なものに、エンジンオイルの交換があり、走行距離5,000kmまたは半年に一度が目安です。
その他にも、オイルフィルター、タイヤ、バッテリー、ブレーキパッドといった消耗品の交換が走行距離や使用状況に応じて必要になります。
これらの費用は一度に大きな金額になることもありますが、日頃からメンテナンスを怠ると、より大規模な故障につながり、結果的に高額な修理費用がかかる可能性も否定できません。
定期的な点検と消耗品の交換は、安全確保と将来的な出費を抑えるために重要です。
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走行距離に応じて変動する燃料代

燃料代は車の維持費の中でも特に利用状況によって大きく変動する項目です。
年間の走行距離が長ければ長いほど当然ながら燃料代は増加します。
また車種の燃費性能も燃料代を左右する大きな要因です。
一般的に排気量が小さく車重が軽い軽自動車やコンパクトカーは燃費が良い傾向にあり排気量が大きく車重のあるミニバンやSUVは燃費が悪くなる傾向が見られます。
ガソリン価格の変動も月々の支出に直接影響を与えるため日頃から燃費を意識した運転を心がけることも維持費の節約につながるでしょう。
状況に応じて必要になるその他の費用
中古車を所有する上で、すべての人が必ずしも支払うわけではないものの、個々の状況によって発生する費用も存在します。
例えば、自宅に駐車場がない場合は月極駐車場を契約する必要があり、都市部ではその料金も高い傾向にあります。
また、通勤やレジャーで高速道路を頻繁に利用するなら、その都度通行料金がかかります。
ここでは、ライフスタイルや車の使い方によって必要になる可能性がある費用について解説します。
駐車場を借りる場合の月極駐車場代

自宅に駐車スペースがない場合、別途駐車場を契約する必要があります。
この駐車場代は、住んでいる地域によって金額が大きく異なり、維持費の中でも大きな割合を占める可能性があります。
特に都心部では月々数万円かかることも珍しくありません。
地方の郊外であれば数千円程度で済む場合もあり、地域差が非常に大きい費用項目です。
また、屋根付きの駐車場や機械式駐車場は、青空駐車場に比べて高額になる傾向があります。
車を購入する前に、自宅周辺の駐車場の空き状況や料金相場を調べておくことが、購入後の資金計画を立てる上で非常に重要です。
高速道路や有料道路の利用料金

高速道路や有料道路の利用料金は、通勤や旅行、帰省などで長距離を移動する際に発生する費用です。
利用頻度や走行距離によって、年間の支出は大きく変わります。
週末にレジャーで遠出する機会が多い人や、仕事で頻繁に高速道路を使う人は、年間で数万円から十数万円の出費になることも考えられます。
ETCを利用すると、時間帯や曜日によって割引が適用されるため、費用を抑えることが可能です。
自身のライフスタイルを振り返り、どの程度高速道路を利用する可能性があるかを事前に想定しておくことで、より正確な維持費の全体像を把握できるでしょう。
故障した際の突発的な修理費用

中古車は新車に比べて、部品の経年劣化などにより故障が発生するリスクが伴います。
特に年式の古い車や走行距離が多い車は、予期せぬタイミングで修理が必要になる可能性があります。
エンジンやトランスミッション、エアコンといった主要な部品が故障した場合、修理費用は十数万円から数十万円に及ぶことも少なくありません。
こうした突発的な出費に備えて、ある程度の資金を準備しておくことが望ましいです。
購入時に保証が充実している販売店を選んだり、コンディションの良い車両を慎重に選んだりすることで、故障のリスクを低減させることもできます。
【車種別】中古車の年間維持費シミュレーション
ここまで維持費の内訳を解説してきましたが、実際に年間でどのくらいの費用がかかるのか、車種別にシミュレーションしてみましょう。
税金や保険料、燃料代などを具体的な条件で計算することで、より現実的なイメージが掴めます。
ただし、ここでのシミュレーションはあくまで一例であり、運転者の年齢や走行距離、駐車場代の有無などによって実際の金額は変動するため、自身の状況に合わせて参考にしてください。
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軽自動車の場合の年間維持費

軽自動車は、普通車に比べて各種税金が安く設定されているため、維持費を抑えたい場合に魅力的な選択肢です。
例えば、スズキのワゴンR(2WD、年間走行距離10,000km)を想定した場合、自動車税は10,800円、自動車重量税は年間換算で3,300円、自賠責保険料は年間約10,000円です。
燃料代は燃費を20km/L、ガソリン価格を170円/Lとすると年間85,000円になります。
これに任意保険料やメンテナンス費用を加えると、軽自動車の年間維持費は20万円から30万円程度が目安となります。
軽という区分は、経済的な負担を軽減する上で大きなメリットです。
コンパクトカーの場合の年間維持費

コンパクトカーは、普通車の中でも比較的維持費が安く、燃費性能に優れたモデルが多いのが特徴です。
トヨタのヤリス(1.5L、年間走行距離10,000km)を例に挙げます。
自動車税は30,500円、自動車重量税は年間換算で12,300円、自賠責保険料は年間約10,000円です。
燃料代を燃費20km/L、ガソリン価格170円/Lで計算すると年間85,000円ほどかかります。
これらに任意保険料やメンテナンス費用を合わせると、コンパクトカーの年間維持費は30万円から40万円程度が一つの目安になります。
普通車としての走行性能と経済性のバランスが良いカテゴリーです。
ミニバン・SUVの場合の年間維持費

ミニバンやSUVは、車体が大きく重量もあるため、軽自動車やコンパクトカーに比べて維持費が高くなる傾向にあります。
日産のセレナ(2.0L、年間走行距離10,000km)を例に見てみましょう。
自動車税は36,000円、自動車重量税は年間換算で20,500円、自賠責保険料は年間約10,000円です。
燃費を12km/L、ガソリン価格を170円/Lとすると、年間の燃料代は約142,000円になります。
任意保険料やメンテナンス費用を含めると、>年間維持費は40万円から50万円以上になることも想定されます。
利便性が高い分、維持費も相応にかかることを理解しておく必要があります。
中古車の維持費を節約するための具体的な方法

中古車の維持費は、車種選びや日々の使い方を工夫することで、ある程度抑えることが可能です。
購入段階から維持費を意識することや、購入後も定期的に費用を見直すことが節約につながります。
ここでは、誰でも実践できる具体的な節約方法をいくつか紹介します。
中には費用が0円で始められるおすすめの方法もあるため、賢くカーライフを送るための参考にしてください。
燃費性能に優れた車種を選ぶ

維持費の中でも変動費である燃料代は、車種の燃費性能によって大きく左右されます。
購入時に少しでも燃費の良い車を選ぶことが、長期的に見て大きな節約につながります。
特にハイブリッド車は、ガソリン車に比べて燃費が格段に優れているため、燃料代を大幅に削減できる可能性があります。
車両価格は同クラスのガソリン車より高くなる傾向がありますが、年間の走行距離が長い人ほど、その差額を燃料代で回収しやすくなります。
カタログ燃費だけでなく、実際の利用シーンに近いWLTCモードの燃費値を参考に、自身の使い方に合った車を選ぶことが重要です。
税金が安い軽自動車を検討する

自動車税や自動車重量税といった税金は、維持費の中で固定費として毎年必ず発生します。
この税負担を軽減する最も効果的な方法は、税額が低く設定されている軽自動車を選ぶことです
軽自動車の自動車税は、排気量1.0L以下のコンパクトカーと比較しても半分以下であり、その差は歴然です。
最近の軽自動車は、室内空間が広く、安全性能や走行性能も向上しており、普通車と遜色ないモデルも増えています。
主に街乗りが中心で、多人数での乗車機会が少ないのであれば、軽自動車を選択肢に入れることで、年間の維持費を大幅に節約できるでしょう。
自動車保険の契約内容を見直す

任意で加入する自動車保険料は、契約内容を見直すことで節約できる可能性があります。
まずは、複数の保険会社から見積もりを取り、料金を比較検討することが基本です。
代理店を介さずに契約するダイレクト型(通販型)の保険は、一般的に保険料が安い傾向にあります。
また、補償内容を自分のカーライフに合わせて最適化することも重要です。
例えば、運転者を本人や家族に限定する、年齢条件を設定する、使用目的を日常・レジャーに限定するといった方法で保険料を抑えられます。
不要な特約を外したり、車両保険の免責金額(自己負担額)を設定したりすることも有効な手段です。
日頃からこまめにセルフメンテナンスを行う

日頃から自分でできる範囲のメンテナンスを行うことで、車の良好なコンディションを保ち、将来的な大きな故障を防ぐことにつながります。
例えば、タイヤの空気圧を適正に保つことは、燃費の悪化を防ぎ、タイヤの寿命を延ばす効果があります。
また、ウォッシャー液の補充や簡単な洗車、エンジンオイルの量や汚れのチェックといった基本的な点検は、専門的な知識がなくても実践可能です。
こうした小さな積み重ねが、車の異常を早期に発見するきっかけとなり、高額な修理費用が発生するリスクを低減させます。
結果として、トータルのメンテナンス費用を抑えることにつながるでしょう。
まとめ
中古車の維持費は、税金、保険料、メンテナンス費用、燃料代など多岐にわたります。
購入を検討する際は、車両本体価格だけでなく、これらの費用を年間でどの程度見込む必要があるかを把握することが不可欠です。
特に大学生など、収入が限られる状況で初めて車を持つ場合は、維持費の安い軽自動車を選ぶなど、計画的な車種選びが求められます。
新車と比較して購入価格を抑えられるのが中古車の魅力ですが、その後の維持費を考慮しなければ、結果的に負担が大きくなることもあります。
この記事で紹介したシミュレーションや節約方法を参考に、自身のライフスタイルに合った無理のないカーライフプランを立ててください。
この記事の監修者
ディープラス編集部
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