「カーリースは後悔する」は本当?後悔しないための全知識をプロが解説

「カーリースは後悔する」と耳にしたことはありませんか?
確かに、契約内容や利用条件をよく確認せずに始めると「こんなはずじゃなかった」と感じるケースもあります。
しかし、ポイントを押さえて正しく選べば、カーリースは非常に便利でお得なサービスです。
この記事では、カーリースで後悔する主な理由や注意点、契約前に確認すべき項目をプロの視点でわかりやすく解説します。
後悔しないために必要な知識を身につけ、安心してカーリースを活用しましょう。
これからカーリースを検討している方はもちろん、すでに契約を考えている方も必見です。

目次
なぜ?カーリースで後悔する人がいる根本的な理由
カーリースには、初期費用なしで車に乗れる、定額制で家計管理が楽になるなどの魅力がありますが、「失敗した」「後悔した」という声を聞くことがあるのも事実です。
どのような失敗や後悔の例があるのか、利用者の口コミと併せて見ていきましょう。

後悔の元?カーリースの「残価設定」の仕組みを理解しよう
契約満了時に車を返したら、残価精算としてまとまった金額の支払いを求められたことから、カーリースは失敗だったと後悔する方もいます。
残価精算とは、契約時に設定した契約満了時の車の想定査定額である残価と、返却時の実際の査定額との差額を精算することです。
返却時の査定額が残価を下回ると、利用者はその差額を支払う必要があります。
ただし、残価精算のないカーリースも存在します。
【7つの失敗談】カーリースでよくある後悔のパターン
よくある7つの後悔をご紹介
1.契約満了時の残価精算で思わぬ出費【後悔】
カーリースは、契約満了時に車の価値が契約時に設定した残価を下回った場合、差額の支払いが発生する可能性があります。
この精算は「残価精算」と呼ばれ、思わぬ出費につながることがあります。
特に、オープンエンド方式の契約では、残価が公開されており、差額の支払い義務が利用者に生じるのが特徴です。
傷や凹み、走行距離の超過などが査定額を下げる要因となるため、注意が必要です。

2.途中解約できず高額な違約金が発生【後悔】
カーリースは、契約期間中の車の所有権がリース会社にあるため、原則として契約途中での解約はできません。
もし、やむを得ない理由で解約が必要になった場合、リース会社は契約に基づいた違約金を請求します。
この違約金は、残りの契約期間のリース料金や車両の残価などから算出されるため、まとまった金額になることが一般的です。
また、事故による全損や盗難などで車が使用できなくなった場合も強制解約となり、違約金が発生する可能性があります。
3.走行距離制限オーバーで追加料金【後悔】
カーリースでは、契約期間中に走行できる距離に上限が設けられていることが一般的です。
これは、契約満了時の車の価値(残価)を維持するためです。
走行距離が増えると車の劣化が進み、市場価値が下がってしまうため、超過した場合は追加料金が発生します。
超過料金の相場は1kmあたり数円から十数円程度で、契約満了時にまとめて精算されることが多いです。
ご自身の走行距離を事前に把握し、契約プランの走行距離制限が適切か確認することが大切です。
4.傷や汚れによる原状回復費用【後悔】
リース車両を汚したり、傷つけたりしても、契約中は清掃・修理をせずにそのまま乗り続けることは可能です。
ただし、返却時には元の状態に戻す「原状回復」が求められ、そのための費用は利用者が支払います。
そのため、口コミのようにリース車を汚さないよう気を配ることになったケースや、実際に車体に傷やへこみをつけてしまい返却時に修理費用を請求された、というケースもあります。
5.車のカスタマイズが自由にできない【後悔】
カーリースは車の返却を前提としたサービスであるため、元に戻せない改造やカスタマイズは基本的に禁止です。
失敗・後悔をした例として、このルールを知らずに改造してしまい、契約満了時に原状回復費用を請求されたという話が聞かれます。
6.月々の支払いが負担になった【後悔】
カーリースの契約期間は長期に及ぶことが多く、その間に収入や生活状況が変化し、月々の支払いが負担になるケースがあります。
カーリースは原則として契約期間中の解約や内容変更が認められていません。
もし自己都合で解約する場合は、残りのリース料金や手数料などを合計した高額な違約金が一括で請求されることが一般的です。
また、ボーナス払いを設定している場合は、ボーナス月に支払い額が増加するため、家計を圧迫する可能性があります。
契約時には、将来的なライフプランを考慮し、無理のない支払い計画を立てることが重要です。
7.結果的に購入より総額が高くなった【後悔】
カーリースは月額料金に税金や保険料などが含まれており、一見するとお得に感じられることがあります。
しかし、契約期間が満了しても車は自分のものにならないため、最終的な支払総額は購入する場合よりも高くなることがあります。
特に、メンテナンス費用やその他の諸費用を全て含めると、その差はさらに大きくなる傾向があります。
カーリースで後悔しないための5つの鉄則
「カーリースはやめとけ」という声もありますが、実際にカーリースの利用をやめておくべき方はいらっしゃるのでしょうか。
ここでは、カーリースの利用をやめておくべき方の特徴について解説していきます。
鉄則1:信頼できるカーリース会社の選び方
カーリースは手軽に車を利用できる一方で、会社選びや契約内容の確認が非常に重要になります。
信頼できる会社を見つけるためには、まず口コミや評判を確認することが有効です。
利用者の声は、実際のサービス内容やサポート体制を知る上で参考になります。
また、月額料金に含まれる費用、契約期間、走行距離制限、契約満了時の条件などを事前にしっかりと確認しましょう。
鉄則2:契約前に必ず確認!後悔しないためのチェックリスト
カーリースを契約する前には、料金体系、契約期間、走行距離制限、メンテナンス内容、そして契約終了後の条件など、重要な確認事項がいくつかあります。
これらの項目を事前にしっかりと把握し、不明な点はリース会社に確認することが、後々のトラブルを防ぎ、後悔しないカーリース選びにつながります。
複数のリース会社のプランを比較検討し、ご自身の車の利用状況やライフプランに最適な契約内容を選びましょう。
鉄則3:自分の乗り方に合った走行距離プランを選ぶ
カーリースでは、ほとんどのプランで走行距離の上限が設定されています。
この上限はリース会社や契約プランによって異なりますが、月間1,000kmから1,500km程度が一般的です。
超過すると追加料金が発生するため、普段の走行距離を把握し、自分に合ったプランを選ぶことが大切です。
通勤や週末の外出など、車の利用シーンを考慮して慎重に検討しましょう。
鉄則4:万が一に備える!車両保険の加入を検討する
カーリース契約には自賠責保険料が含まれていることが一般的ですが、任意保険料は含まれていません。
任意保険は自賠責保険ではカバーできない対人・対物賠償や自身の損害などを補償するもので、カーリースでは特に車両保険への加入が推奨されます。
万が一、事故や盗難などで車が全損した場合、カーリース契約は強制解約となり、残りのリース料や車の残価などを合わせた多額の違約金が発生する可能性があります。
車両保険に加入していれば、車の修理費用だけでなく、カーリース特有の違約金をカバーできる特約もあります。
鉄則5:購入とカーリースの総支払額を比較検討する
カーリースと車を購入する場合の総支払額を比較検討することは、自身に合った車の持ち方を選択する上で非常に重要です。
カーリースは月々の支払額が抑えられているように見えますが、契約期間や条件によっては購入する場合よりも総額が高くなるケースもあります。
そのため、カーリース会社のシミュレーションなどを活用し、購入時の車両価格に加えて、各種税金、保険料、メンテナンス費用などを含めた総支払額を比較検討することをおすすめします。
【診断】カーリースで後悔する人、得する人の違いは?購入との比較
カーリースで後悔しやすいのは、契約内容を十分に理解していないケースです。
例えば、契約期間中に車の乗り換えやカスタマイズが自由にできないこと、走行距離に制限があること、契約満了時の残価精算で追加費用が発生する可能性があることなどを知らずに契約すると、後悔につながることがあります。
カーリースがおすすめな人
カーリースは、初期費用を抑えたい方や、車検・メンテナンス費用を定額にしたい方におすすめです。
また、定期的に新しい車に乗りたい方にも向いています。
法人や個人事業主の方は、経費処理が簡潔になるというメリットも享受できます。
自身のライフスタイルや車の利用頻度、予算などを考慮し、カーリースのメリットが自身に合っているか検討することが重要です。
購入がおすすめな人
車の購入は、長期間同じ車に乗りたい人や走行距離が多い人、カスタムや所有にこだわる人におすすめです。
カーリースと比べて初期費用は高めですが、長期的にはコストを抑えられます。自由度や資産価値を重視するなら購入が向いています。

「カーリースはやめとけ?」実際にカーリースを利用している方の声
ここまでは、カーリースでの後悔や失敗を防ぐためのポイントについて解説してきました。
つづいては、実際にカーリースを利用している方の声をそれぞれ解説していきます。

カーリース利用者①
いろいろが面倒な人、一括での購入が難しい人、安い金利を利用できない人などは良いと思います。
引用元:Yahoo!知恵袋
カーリースでは、車検やメンテナンスも契約に入っているため、いろいろな手続きが面倒な方にはおすすめのサービスです。
また、月額料金が一定のため家計も助かるだけでなく、欲しい車があっても一括では購入できない方にとっては、良いサービスでしょう。
カーリース利用者②
個人事業主時代に利用しました全額損金算入なので所有で減価償却よりも経理が大変簡単です車両の価格は安くなる場合もあるそうですリース会社は年間契約台数が多いので安く購入出来るという事でした家電量販店と同じシステムですね個人のメリットと言えばローン審査が通らない方でも契約出来る場合がある個人のデメリットはやはり支払い総額が多くなる場合が多いです私は契約満了で返却しましたがトラブルも無くスムーズでしたよ
引用元:Yahoo!知恵袋
カーリースは個人事業主や法人の方にはおすすめのサービスです。
カーリースは車を購入するよりも経費として処理しやすいというメリットがあります。
また、カーローンよりもカーリースの方が審査が通りやすいともいわれています。
審査が不安な方は一度カーリースを検討してみるのもいいでしょう。
カーリース利用者③
蓄えが無いのならリースも有りだと思います。少しでも安くするなら「軽自動車の中古車リース」で探してみてください。自動車保険付きにすれば、自分で保険に入るよりも安くなると思います。ただし、リースの場合は車が不要になったからといって途中解約できないのでこの点は気を付けてください。
引用元:Yahoo!知恵袋
カーリースは、種類によっては蓄えがなくても利用できます。
また、カーリースは新車だけでなく、中古車を扱っているところもあり、割安になるので、月額料金を少しでも抑えたい方におすすめです。
よくある質問
Q1カーリースで失敗・後悔するケースとは?
A:残価精算や走行距離制限の超過料金、中途解約時の違約金などで予想外の出費があったケースや、カスタマイズができないなど、自由に車を扱えなかったケースがよく聞かれます。
Q2カーリースで失敗や後悔をしないためには?
A:クローズドエンド方式のカーリースを選ぶ、走行距離制限を無制限にできるカーリースを選ぶ、車がもらえるカーリースを選ぶなど、サービス内容の違いを理解してカーリース会社を決めることが大切です。
まとめ:カーリースの後悔は知識と準備で防げる
今回は、「カーリースはやめとけ」と言われる背景や、実際に起こりやすい後悔・失敗のパターンについて解説しました。
一方で、カーリースは仕組みや契約内容をしっかり理解し、ポイントを押さえて利用すれば、非常に便利でお得なサービスでもあります。
カーリースを後悔なく活用するためには、自分のライフスタイルや予算に合った契約プランを選ぶことが大切です。
これからカーリースを検討している方は、ぜひ本記事を参考に、納得のいく選択をしてください。
この記事の監修者

ディープラス編集部
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