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免許なしでカーリースの契約はできる?免許が必要なケースも合わせて解説


免許なしでカーリースの契約はできる?免許が必要なケースも合わせて解説

日常生活で車が必須という人は多いでしょう。しかし、車が必要だからといってすぐに車を購入したりするのはハードルが高いですし、レンタカーでは不足という場合もあります。そこで近年では、「カーリース」という選択肢が注目されています。

しかし、カーリースの契約をしようと思ったときに、車の免許がない場合には、カーリースの契約をすることはできるのでしょうか。

一見すると、カーリースは車に関する契約なのだから、運転免許証も当然必要であるかのように思えます。しかし、必ずしもそうとも言い切れません。そこでこの記事では、カーリースの契約と運転免許の関係について、そして運転免許なしでカーリース契約を締結するうえでの注意点について解説します。

カーリースは免許なしでも契約できる?

まずは、この記事の本題「カーリースは免許なしでも契約することができるのか」について解説します。実は、カーリースの契約において免許証が求められるケースがほとんどなのですが、だからといって「免許がないと契約ができない」と言い切ってしまうのも若干の問題があるのです。

というのも、運転免許証が必要とされるのは、主に本人確認用途であるためです。しかしながら、カーリースを利用するうえで、リース会社によっては、「運転免許を必須」とする会社ももちろん珍しくありません。

まずは、カーリースと運転免許との関係について解説します。

カーリースは免許なしでも契約可能な場合がある

まず、カーリースという契約の内容について見てみましょう。カーリースという契約は、契約者が定額の利用料金を支払うことで、車を運転できるように貸し出してもらうというサービスです。このようなことから考えると、カーリースの契約は、そのまま車を運転することこそが目的であるといえます。つまり、カーリースと車を運転することは不可分であり、カーリース契約には免許証が大前提となっているかのように思えます。

しかしながら、実はリース会社が運転免許証の提示を求めるのは、「あくまで本人確認のため」であるケースもあります。

このような場合には、契約者自身に運転免許があるかどうかというよりも、公的な身分証明書を持っていることが重視されるといえるでしょう。

ただし運転する際には免許は必須

と、先の項目では、「カーリースの契約の場面においては運転免許証を求められるものの、運転免許証が必須でないケースもある」ということを解説しました。しかしながら、カーリース契約を締結していざ車を運転するという際には、当然のことながら運転免許証を取得・保有し、車に乗る際には携帯している必要性があることには変わりありません。

カーリースには色々な目的があって契約をするものですが、特に「自分が運転する」という前提なのであれば、契約時点で求められるかどうかはともかく、運転免許証を取得している必要があることは言うまでもないでしょう。

カーリース審査も免許なしでも可能

カーリースについて情報を集めたことのある方であれば、カーリースには「審査」があることを知っているという方も少なくないでしょう。カーリースには、申込みの後に審査があり、その審査に通過しなければ契約を締結することはできません。

では、この「審査」において運転免許を取得していることが求められているのかと思いがちです。

しかしながら、この「審査」において求められるのは、主にカーリースの利用料金をきちんと支払う能力があるか、といった点であるため、運転免許の保有状況は「審査」の段階ではあまり関係がないというケースが大半です。

リース会社によっては免許を必須とするケースもある

カーリースの契約は、契約の形態や必要書類、そして審査においても、各リース会社が独自に手続きを整備していることが多く、必ずしも統一された基準で契約がなされているわけではありません。

先の項目では、「本人確認書類として提出するのであれば、必ずしも運転免許証でなくてもよい場合がある」という趣旨で解説しましたが、これも裏を返せば、「リース会社によっては、本人確認書類は運転免許証でなければならないとしている会社もある」と言い換えることができます。つまり結論は「リース会社次第」ということになるのです。

免許なしで車の購入やカーリースを契約する事例

さて、一般的に、車を活用したことがある方であれば、「運転免許証がないのに車を利用するケースなどあるだろうか?」という疑問を持つ方もいるでしょう。

それほどに、車と運転免許とは不可分の関係として理解されています。しかし、運転免許を持っていなくても、車に関する契約や手続きをするケースというのは決して珍しいことではありません。

以下には、運転免許を保有していなくても、車に関する契約や手続きを行う事例について例示してみましょう。

免許なしで車の購入をするケースはある

ここまではカーリースの場合に限って解説をしてきましたが、少し視点を変えて、車の「購入」という契約についてはどうでしょうか。

たとえば車を購入する際には、運転免許証を持っていなくても購入手続きができるケースがあります。新車を購入したことがある方であればイメージしやすいですが、車を購入してから実際に納車されるまで、場合によっては1ヶ月前後の期間がかかるケースが多いものです。

車を購入するタイミングとして、「もうすぐ免許の取得が完了する見込みなので、先に車を購入しにきた」というケースも珍しくありません。

このように、車の購入のケースでは、購入の契約時点で運転免許を保有していなくても、契約そのものには特段問題はないのです。

免許なしでカーローンを契約するケースもある

次に、購入のケースをもう少し掘り下げてみましょう。車の購入の際に、「カーローン」の契約を締結するケースというのもあります。カーローンは車を購入する際に、分割の支払いにより購入することができる便利な契約方法です。

では、カーローンの契約の際には運転免許証は必須でしょうか。結論から言うと、カーローンも運転免許がなくても組むことができます。

ローンの契約は、実際にローンの名義人が車を運転するケースばかりではありません。そのため、ローン会社にとっては、ローンの支払いを行ってくれる人が名義人であればよいわけです。

たとえば、成人する子どもに親が車を買ってあげるというケースで、親は免許を持っていないものの、ローンの名義人になる、というようなケースが挙げられます。このように、カーローンについても、運転免許証は必ずしも必要ではないのです。

カーリースには「契約者以外が運転する」場合もある

さて、話題をカーリースに戻してみましょう。カーリースの契約では、先に述べたように、本人確認書類としてだけでなく、リース会社が運転免許証を必須としているケースもあります。

しかし、カーリースは運転するのが必ずしも契約者とは限りません。たとえば家族の名義でカーリースを契約し、子どもが運転をするというケースもあります。この点だけを見れば、カーリースの契約はあくまで、リース料金の支払いの義務者が誰なのかというところが大事になるわけです。

リース会社の考え方によっては、この考え方をとっていれば、リース契約の名義人の運転免許を必須とせず、名義人の審査と本人確認が通っていれば問題ないとするケースもありえます。

ただし、これはリース会社が契約条件として決められることですので、契約する側が「別の人間が運転するので」といっても、拒否されてしまえばそこまでです。リース会社としては、「それならば、運転する方が契約してください」という理屈になるためです。

免許なしでカーリースを契約する際の注意点

さて、ここまでは、運転免許を持っていない状態でカーリースを契約する事例についてや、運転免許を持っていない状態でカーリースを契約することができるかという点について解説してきました。カーリース会社によっては、この記事で解説したような理由から、必ずしもリース契約締結時に運転免許証が必須ではないというケースもあるでしょう。

しかし、そのような場合であっても、運転免許なしでカーリースを契約する際にはいくつかの注意点があります。以下には、免許なしでカーリースを契約する際の注意点について解説します。免許証なしでカーリースの契約を検討している場合には、以下の点に注意するとよいでしょう。

無免許運転は当然不可能

大前提として、車の運転には運転免許の取得と、運転時は法令により携行が義務付けられています。運転免許を持たずにカーリースを契約する理由はそれぞれあるでしょうが、どのような理由があっても、実際の運転の際には必ず運転免許が必要となります。

したがって、カーリース契約を免許証なしで契約できたからといって、免許証なしで公道を運転することはできないということになります。運転免許がカーリース契約のあとに具体的に取得できる予定であるとか、紛失などの理由で一時的に免許証がないという状態であれば、契約後に免許証が手元にある状態で運転するようにしましょう。

運転する人が契約者と異なる場合には任意保険に注意

カーリースは、契約する人と運転する人が別であるケースがあることについては、この記事ですでに解説しました。このようなケースで注意が必要なのは、任意保険の契約内容・補償内容です。

たとえば、カーリースで契約者以外が運転することを前提に契約をしたというケースで、任意保険も同様の契約者が加入したとします。仮に、この任意保険が「保険の契約者本人のみ」を補償対象としている場合、リース車を契約者以外が運転していた場合、万一の事故の際に補償されないケースが考えられます。

このような事態を避けるためには、まずリース契約締結時に、契約者以外が運転することをすでに想定できている場合は、運転する人物を補償できる内容で保険を契約しておく方法があります。

また、リース契約締結後に、契約者以外が運転することとなった場合には、任意保険の内容を切り替えたり、新たに運転者が補償の対象となる任意保険に加入するといった手続きを忘れずに行っておく必要があるといえます。

免許がなくても契約期間中は支払い義務がある

支払いについても注意点があります。先に解説したように、カーリースの契約自体は免許証がなくても締結できるケースがありますが、実際の運転時には免許証が必須となります。つまり、今手元に運転免許はないものの、リース契約だけを先行して締結しておくというケースがありうるということです。

このとき、予定通りリース契約の開始時点で運転免許証が取得できれば問題はないのですが、何らかの原因で運転免許の取得にさらなる時間を要した場合であっても、リース契約がすでに開始されていれば、その時点からリース料金が発生するという点に注意が必要です。

リース契約は実際に運転しているかどうかを問わず、契約期間中は常に支払いが発生するものであるからです。運転免許の教習期間中にリース契約を締結するようなケースでは、このような事態を招く危険性があるため、リース契約の締結が適切なタイミングであるかなどを、十分に検討しておく必要があります。

本人確認書類を別途用意する必要がある

先に解説した内容の中で、カーリースの契約締結時に運転免許証を必須とせず、「本人確認書類があれば良い」としているケースがあります。このようなケースで注意が必要なのは、「本人確認書類を別途用意する必要がある」という点です。

かつては、本人確認書類が比較的緩やかで、保険証や、場合によっては銀行の通帳、クレジットカードなどで本人確認の代わりとしているような企業も多くありました。しかし近年では本人確認が厳格に行われることが多くなりました。運転免許証は、公的期間が発行しているもので、なおかつ顔写真付きのものであるために本人確認書類として使われやすいのですが、それがない場合、たとえば顔写真付きのマイナンバーカードなど別の本人確認書類が必要とされることを想定しておかなければなりません。

代替となる本人確認書類の用意が必要であることは、運転免許証なしでカーリースを契約する際には把握しておくべき事柄であるといえます。

まとめ

この記事では、カーリース契約を締結するうえでの免許証の有無について解説してきました。

カーリース契約を運転免許証なしで締結したいという需要はあるものですし、実際に車の購入などのケースでは、運転免許を持っていない人が購入するケースもあります。

また、カーリース会社によっては、運転免許証なしでもリース契約を締結できるケースもあるでしょう。しかしながら、運転免許なしでカーリース契約を締結する際には、この記事で解説したように注意点もいくつかあります。

免許証なしでカーリース契約の利用を検討している場合には、これらのことを把握したうえで、リース会社へ問合せてみるのがよいでしょう。

この記事の監修者

ctn-magazine

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